マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

2012十津川遊びp2

2012年11月05日 07時30分41秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
ぐっすり寝た翌朝、眠い目をこすりながら階段を降りてくる。

イビキ部屋の3人も起きてきた。

昨夜の宴会場は朝早くから用意された朝食が並んでいる。

ご飯や味噌汁は泊まり客がするもんだ。

と、思っていつもそうしている。

おかわり三杯するご仁もいるが小食になった私は手が伸びない。

ゆったり寛いでサービスコーヒーで目を覚ます。

朝食を済ませば会費の清算だ。

できるだけ安くと思って食材を買い集める。

これが幹事の重要な役目。

今回もなんとか1万円少しで二日間を楽しむことができるのだ。

出発前はいつもの記念撮影。

一年、一年ごとに年老いていく顔。

若かったころから来ている姿は40年前とは大きなギャップ。

髪の毛どころか眉毛も薄い。

後日に配布した平成18年から続けてきた記念写真を見せた。

Tさんは3年間も同じ服装やったと驚いていた。

それはともかく、前日に冷蔵してもらっていた食材を詰め込んで出発する。

前日と同じ場所に下っていく。



ここから先が崖崩れ。

通行止めである。

その付近に咲く花がある。



水分たっぷりの壁面に群生しているイワタバコだ。

撮っていて白い花があることに気がついた。

毎年来ているのに気がついたのは始めてだ。



調べてみればミヤマウズラだった。

希少な植物は触れることもせず、大切にしたいものだ。

設営を調えたあとは事前に食材を調理しておく。

下ごしらえにこの日も活躍する料理人。

甘えてしまうのか手伝いするのはごく数人。

他はといえば釣り竿を出して清流に糸を垂らす男たち。

買ってきたイクラエサを針に掛ける。

当たりがまったくない。

ここではかつてイワナもアマゴも釣れた。

どこへ行ってしまったのだろうか。

民宿津川の親父さんは現役の猟師。

86歳になるが山でシシやシカを射とめる。

昨夜のシシ鍋もそうであろう。



この日の朝にもらったシカ肉は美味しそうな色をしている。

パック詰めしていたシカ肉を開封して包丁で大雑把に切っていく調理人。



シシやシカ肉はときおり送ってくださる。

ありがたい山の恵みは家でいただく。

シカ肉は毛がついている。

焼けばどうってことない。

ところが今回のシカ肉は奇麗な状態ばかりだった。



キムチ鍋に入れるニラも刻んでいくが、ちょっと短めだ。

美味さが反滅する切り方に声をあげた。

それから30分後。

朝ごはんをたっぷり食べたのになぜかお腹がすいてくる男たち。



ジュージュー音が香ばしいシカ肉はフライパンで焼く。

シオとコショウで味付けして焼く。

これは美味いとみんなの顔が笑っている。

たくさんもらったシカ肉は醤油も垂らしてみた。

また違った味わいである。



この日もギョーザを焼く。

ミンミンギョーザであっても味は格別だ。

新品のフライパンは忙しい。



レモン香りで味付けされた鶏肉も焼く。

今回もたっぷりの500gだ。

けっこう大きい鶏肉はぶつ切り。

ニンジン、タマネギも一緒に焼いていく。



もう一つはグリコの「ごちうま豚もやし」。

安くて手ごろなモヤシで炒める。



食べて、食べて、滝川渓谷で寛ぎ時間を過ごす。

そうこうしているうちになった鍋時間。



ダイショーのキムチ鍋スープをたっぷりと入れて煮込む。

具材は中華ソバ、トーフ、長ネギ、白菜、シメジ、ギューザにキムチだ。

煮込みの間はまたもやフライパンの登場。



キャベツ、ニンジン、タマネギ、豚肉にグリコの「ごちうま豚キャベツ」で味付けする。

簡単料理はあっという間に出来あがる。

食欲をそそる簡単料理である。

そうしているうちに出来あがったキムチ鍋。



具だくさんの鍋からよそって一杯ずつ。

これが美味いから二杯目、三杯目となる。



残しておいたキムチスープを足してとじ玉子を入れる。

濃い目の味に満腹顔であった。

食後のあとの一時間は渓流で暑さ凌ぎ。

そろそろ天上から夏視線が届いてくる。

撤収して津川でもらった温泉優待券をもらった行先は滝の湯温泉。

ここの温泉は昨年の大雨で崖崩れ。

復興に時間がかかったそうだ。

硫黄の臭いでしょうか味わい深い元の温泉に戻ってほっとする。

こんぴら館でお土産を買って・・・と思っていたがゲートが閉まっている。

17時1分着だった。

(H24. 8.25 Kiss Digtal N撮影)
(H24. 8.25 SB932SH撮影)