退院してから2週間後。
初回診察に病院へ向かう。
午前中は外来棟奥の駐車場が満杯。
溢れた車は入場待ちの行列になっていた。
警備の案内で少し離れた場に指定駐車場を教えてもらって方角を替えた。
路地駐車の半分以上が空いていた。
そこから歩いても数百メートル。
歩行速度はまだまだ。
かーさんに着いていくのが精いっぱいだ。
1階で診察券を入れて本日の診察を受付で確認する。
案内された検査フロアーは4階。
総合検査受付を済ませてから診察前検査の採血をする。
採血量は4本分。
いろいろな検査に使うのだろう。
同フロアーで胸部レントゲンの撮影もある。
撮影士は私の顔を覚えている。
入院時はそれほど検査があったということだ。
レントゲンは入院時と同じで正面と横面撮影。
検査が終わったのは、受付を済ませてから20分。
診察は2階になる。
検査結果が出て医師の診察。
予定時間はこれより1時間20分後。
お昼近くになる。
心臓血管外科診療室の前で座って呼び出しを待つ。
1診と2診の診断時間が表示されていたが、途中で2診だけになった。
1診を担当する医師の都合があったのかどうかは存知しない。
呼び出しがあった。
診察券は受付の女性職員に手渡す。
診察券は首紐が付いたカードケースに入れて戻される。
診察券を表示することで患者入れ違いの誤診察を避けているのだろう。
待合室に置いてあった血圧計で測ってみる。
実に2週間ぶりだ。
血圧は112-75。
脈拍数は79。
特に問題がない範囲内だ。
実は数日前から足の浮腫みが出ていた。
気にはなるが、特に問題はないという診察のM医師。
血液検査の結果によれば、まったく異状が認められないという。
ワーファリンの服用量を若干下げてみようという。
次の診断は4週間後。
本日いただくワーファリンの量は2.5mg。
1mgも減ったが、3カ月間は継続だ。
肺の水溜まり具合は極、極、僅かになった。
その関係であろう、最近は咳・痰が極端に少なくなっている。
ちなみに肺の水溜まり具合はどれくらいか。
それはレントゲン結果を比較することで判る。
退院直前に撮った画像と、この日撮影した画像を見比べる。
ほとんどが消えていることがよく判る。
随分と減ってもう少しのように見えた水溜まり。
来月の診察が楽しみになる。
開腹切断した肋骨・脊柱がくっつき始めるのは術後の3カ月後。
長い期間である。
現在はまだくっついていない。
何も手当をしなければ、骨が広がる状態にある。
広がりを抑止するのが胸帯。
切断カ所の上部、つまり喉仏した10cm以上に亘って痛みがある。
痛みといってもズキズキするものではないが、痛みを感じなくなるのはいつになるだろうか。
外科手術を受けた患者は一様にそう云うらしい。
骨は手術の際にリングのようなものを巻き付けて離れないようにしている。
そのリングは胸部レントゲンでは鮮明な画像化できないようだ。
次回の検査で消えていることを祈りたい。
術後の状況は特に問題も見られないので、仕事に就けるかどうか医師の診断を仰いだ。
仕事は患者さんの送迎。
車を走らせ、停めてドアの開け閉めは多いが、力仕事はない。
そういう仕事ですが、どうでしょうかと恐る恐る尋ねた
。結果は就いて良し、である。
走る、力を入れるなど心臓に負担をかけることは避けて行動してくださいという。
尤も、ご自身がいちばん身体の状態を把握しているので無理のないような範囲内で就く日を判断してくださいと云う。
ありがたいお言葉である。
ちなみに不整脈の状態については今回の診察に入っていない。
血液検査においても支障のない範囲内であるが、次回の診察に心エコーおよび心電図をプラスしてみようということになった。
入院期間中および今回の診察結果については前入院先のT病院のS外科医師にデータを送るようだ。
現病院の診察は術後の状況を把握するため、1年後まで続けられるが、もしかとすれば前入院先と現病院と併用診察になるかもしれないという。
診察を終えて気になっていたことを尋ねる。
入院中は幾度もレントゲン撮影をしてきたが、放射線のことが気がかりだった。
医師の答えは昔のレントゲン撮影は直接撮影。
今の時代は間接撮影なので、放射性物質は気にする必要がないという。
昔に云われていたレントゲンは半年に1回ぐらいやで、というのは頭から消さなくてはならない。
ただ、CTエコー検査は月1回程度という基準があるそうだ。
帰宅してから思いだした。
感じる心臓の現況を伝えておきたかった。
それは何か。
お風呂では肩まで浸かることができないのだ。
胸下まで浸かった段階で息苦しいというか、心臓が圧迫されるような感覚はいつ解消されるのか、である。
もう一つは仰向けができないことだ。
左右どちらも横向きは難なく呼吸ができる。
ところが仰向きになれば圧迫されているようで呼吸がしにくいのである。
これらも3カ月待たなければならないのか。
今後の診療で明らかになるだろう。
(H27. 8.28 記)
初回診察に病院へ向かう。
午前中は外来棟奥の駐車場が満杯。
溢れた車は入場待ちの行列になっていた。
警備の案内で少し離れた場に指定駐車場を教えてもらって方角を替えた。
路地駐車の半分以上が空いていた。
そこから歩いても数百メートル。
歩行速度はまだまだ。
かーさんに着いていくのが精いっぱいだ。
1階で診察券を入れて本日の診察を受付で確認する。
案内された検査フロアーは4階。
総合検査受付を済ませてから診察前検査の採血をする。
採血量は4本分。
いろいろな検査に使うのだろう。
同フロアーで胸部レントゲンの撮影もある。
撮影士は私の顔を覚えている。
入院時はそれほど検査があったということだ。
レントゲンは入院時と同じで正面と横面撮影。
検査が終わったのは、受付を済ませてから20分。
診察は2階になる。
検査結果が出て医師の診察。
予定時間はこれより1時間20分後。
お昼近くになる。
心臓血管外科診療室の前で座って呼び出しを待つ。
1診と2診の診断時間が表示されていたが、途中で2診だけになった。
1診を担当する医師の都合があったのかどうかは存知しない。
呼び出しがあった。
診察券は受付の女性職員に手渡す。
診察券は首紐が付いたカードケースに入れて戻される。
診察券を表示することで患者入れ違いの誤診察を避けているのだろう。
待合室に置いてあった血圧計で測ってみる。
実に2週間ぶりだ。
血圧は112-75。
脈拍数は79。
特に問題がない範囲内だ。
実は数日前から足の浮腫みが出ていた。
気にはなるが、特に問題はないという診察のM医師。
血液検査の結果によれば、まったく異状が認められないという。
ワーファリンの服用量を若干下げてみようという。
次の診断は4週間後。
本日いただくワーファリンの量は2.5mg。
1mgも減ったが、3カ月間は継続だ。
肺の水溜まり具合は極、極、僅かになった。
その関係であろう、最近は咳・痰が極端に少なくなっている。
ちなみに肺の水溜まり具合はどれくらいか。
それはレントゲン結果を比較することで判る。
退院直前に撮った画像と、この日撮影した画像を見比べる。
ほとんどが消えていることがよく判る。
随分と減ってもう少しのように見えた水溜まり。
来月の診察が楽しみになる。
開腹切断した肋骨・脊柱がくっつき始めるのは術後の3カ月後。
長い期間である。
現在はまだくっついていない。
何も手当をしなければ、骨が広がる状態にある。
広がりを抑止するのが胸帯。
切断カ所の上部、つまり喉仏した10cm以上に亘って痛みがある。
痛みといってもズキズキするものではないが、痛みを感じなくなるのはいつになるだろうか。
外科手術を受けた患者は一様にそう云うらしい。
骨は手術の際にリングのようなものを巻き付けて離れないようにしている。
そのリングは胸部レントゲンでは鮮明な画像化できないようだ。
次回の検査で消えていることを祈りたい。
術後の状況は特に問題も見られないので、仕事に就けるかどうか医師の診断を仰いだ。
仕事は患者さんの送迎。
車を走らせ、停めてドアの開け閉めは多いが、力仕事はない。
そういう仕事ですが、どうでしょうかと恐る恐る尋ねた
。結果は就いて良し、である。
走る、力を入れるなど心臓に負担をかけることは避けて行動してくださいという。
尤も、ご自身がいちばん身体の状態を把握しているので無理のないような範囲内で就く日を判断してくださいと云う。
ありがたいお言葉である。
ちなみに不整脈の状態については今回の診察に入っていない。
血液検査においても支障のない範囲内であるが、次回の診察に心エコーおよび心電図をプラスしてみようということになった。
入院期間中および今回の診察結果については前入院先のT病院のS外科医師にデータを送るようだ。
現病院の診察は術後の状況を把握するため、1年後まで続けられるが、もしかとすれば前入院先と現病院と併用診察になるかもしれないという。
診察を終えて気になっていたことを尋ねる。
入院中は幾度もレントゲン撮影をしてきたが、放射線のことが気がかりだった。
医師の答えは昔のレントゲン撮影は直接撮影。
今の時代は間接撮影なので、放射性物質は気にする必要がないという。
昔に云われていたレントゲンは半年に1回ぐらいやで、というのは頭から消さなくてはならない。
ただ、CTエコー検査は月1回程度という基準があるそうだ。
帰宅してから思いだした。
感じる心臓の現況を伝えておきたかった。
それは何か。
お風呂では肩まで浸かることができないのだ。
胸下まで浸かった段階で息苦しいというか、心臓が圧迫されるような感覚はいつ解消されるのか、である。
もう一つは仰向けができないことだ。
左右どちらも横向きは難なく呼吸ができる。
ところが仰向きになれば圧迫されているようで呼吸がしにくいのである。
これらも3カ月待たなければならないのか。
今後の診療で明らかになるだろう。
(H27. 8.28 記)