朝は午前8時半の出発。
余裕をもって家を出たが、総合受付に着いた時間は午前9時23分。
近鉄郡山駅の遮断機に阻まれて予想していたよりも遅くなった。
この日の診察は近代稀にみる史上初の超大型GW連休。
なんと10連休に金融機関もお休みなら医院も。
家に旦那さんが居座って困っていた。
やっとのことで解放されると万歳したのは奥さん。
ニュースや新聞が伝える、あなたの十連休の過ごし方の回答にはまいった。
年金暮らしの私は年中無休。
できる限り行動したい家離れ。
ご互いのためである。
それはともかく予想を遥かに下回った待合室の患者さん。
スカスカ状態になぜかほっとする。
患者さんが少ないのは元気の証明。
えーことなんだと思っている。
ただ、受付すまして採血待ちがおよそ100人。
40分は待ってもらうことになると告げられたが、実際は9時50分に採血を終えた。
続いて心電図検査。
待ち患者もなく10時10分に済んだ。
それからが長い循環器内科の診察。
持参した本は淡交社から発刊された『日本の旅人 在原業平』。
著者は国文学者の池田彌三郎氏。
昭和48年6月に淡交社から刊行された全十五巻シリーズ『日本の旅人』の復刻版。
編集に携わったYさんが記念に献本してくださった。
待ち時間に読みたいと持ってきたこの本。
実にわかりやすく書かれている。
在原業平の詳しいことは存じているが名前だけのようなレベル。
『伊勢物語』すら知らなかったが、ぐいぐい引き込まれていく。
“業平の東下り”という典型的な“古代の旅”を歴史、民俗の観点からも教えてくれる。
“昔、男、武蔵の国まで、まどひありきけり”の“昔”とは、“男”とは・・。
一人の男の人生展開、そして終焉。
時代背景との絡み、紐解き。
木地師の祖とされる惟喬親王も登場するが奈良県川上村との関係はこれっぽちの文字はない。
“あづま(東)”はどの地を当てはめるのか。“あづまの中のあづま”はどこ。“みよしののよしの”は“吉野の中の吉野”。流離は必ずや“くだり”。「くだってくるものは、いいもの、秀でたもの」。秀でたものは人だけでなく、“くだり油”、“くだり醤油”、“くだり酒”はみな上等なもの。逆の“のぼり“はよくない品。「おのぼりさん」は品以下。”あがり“を品物でいえば二級品。問題にならないことを「くだらない」のもその用例だと書いていた。
“をちこち”も古語。
“をち”は何かが間にあって隔たり、直接見えない向こう側。
田舎に“おちかた(彼方)”が。“おち”は彼方(あちら)であると解釈されて遠い彼の地をいうようになったとか・・。
読めば読むほどに興味をもった『日本の旅人 在原業平』。
待ち時間におよそ半分を読んだ。
残りの半分は次回の診察に廻しておこう。
診察時間は午前11時40分から50分まで。
結論から申せば、心電図検査、血液検査の結果、医師の診断は特に問題なしである。
実は医師とは初めてでる。
前回までの循環器内科主治医はI医師。
退職されたことによって担当はK医師に移った。
若く、といってもそこそこの年齢であろう。
患者のことをよく診てくれるなというのが第一印象だ。
過去データから判断、現在は内痔出血を伴わないことからフェロ・グラデュメット錠の取りやめを決断された。
もう一つ、軟便薬のマグミットもと言い出されたが、排便の難しさは私しか感じることのできないデータ化されないもの、取りやめたときの功罪は目に見えるようなので、継続である。
ラシックス錠、タナトリル錠、アルダクトン錠の取りやめは危険性をはらんでいる。
中止し途端に浮腫み症状になる。
利尿剤は必須継続である。
ワーファリン錠も欠かせない。
そして脈拍異常の際に随時服用するワソラン錠も継続であるが、これだけは我が自身で判断するセルフコントロール。
必要なときに自分自身で服用をコントロールする。
数日間も続く場合は緊急来診とする。
その毎日のデータを記録している『わたしの生活習慣手帳』を提示したら、頷かれた。
記録しているデータは起床時の体重と血圧・心拍数。朝昼晩食後の服用に合わせて測る血圧・心拍数。異常値の場合はピンクマーカーで塗る。
ワソラン錠を服用したときはその時間。
排尿の回数に排便状況である。
記録状況を見た医師の一言がスゴイである。
この記録を見ればわかる通り、セルフコントロールは十分に任して良し、ということだ。
ちなみに本日の血液検査である。
重点的に観測しているデータ項目はBNP、PT-INR、ヘモグロビン値にγ-GTである。
BNPは39.3H。
前回の平成31年3月12日は50.2H、前々回の平成30年11月は37.2H。
いずれも基準値内である。
PT-INRは1.76H。
前回が1.87H。
前々回が1.888H。
基準値より若干高いが、特に問題なし。
ヘモグロビン値は13.2。
前回が14.4。
前々回が10.8。
基準値より若干低いが問題なし、ということでフェロ・グラデュメット錠の取りやめである。
γ-GTは69。
前回が64。
前々回は未計測。
ほぼほぼ基準値内であった。
次回の診察日は7月30日。
暑い盛りですから注意してくださいと伝えられた。
会計を済ませて支払い、そして薬の受け取りに院を出た時間は正午の30分。
ほぼほぼいつもと同じようなものだ。
(R1. 5. 7 SB805SH撮影)
余裕をもって家を出たが、総合受付に着いた時間は午前9時23分。
近鉄郡山駅の遮断機に阻まれて予想していたよりも遅くなった。
この日の診察は近代稀にみる史上初の超大型GW連休。
なんと10連休に金融機関もお休みなら医院も。
家に旦那さんが居座って困っていた。
やっとのことで解放されると万歳したのは奥さん。
ニュースや新聞が伝える、あなたの十連休の過ごし方の回答にはまいった。
年金暮らしの私は年中無休。
できる限り行動したい家離れ。
ご互いのためである。
それはともかく予想を遥かに下回った待合室の患者さん。
スカスカ状態になぜかほっとする。
患者さんが少ないのは元気の証明。
えーことなんだと思っている。
ただ、受付すまして採血待ちがおよそ100人。
40分は待ってもらうことになると告げられたが、実際は9時50分に採血を終えた。
続いて心電図検査。
待ち患者もなく10時10分に済んだ。
それからが長い循環器内科の診察。
持参した本は淡交社から発刊された『日本の旅人 在原業平』。
著者は国文学者の池田彌三郎氏。
昭和48年6月に淡交社から刊行された全十五巻シリーズ『日本の旅人』の復刻版。
編集に携わったYさんが記念に献本してくださった。
待ち時間に読みたいと持ってきたこの本。
実にわかりやすく書かれている。
在原業平の詳しいことは存じているが名前だけのようなレベル。
『伊勢物語』すら知らなかったが、ぐいぐい引き込まれていく。
“業平の東下り”という典型的な“古代の旅”を歴史、民俗の観点からも教えてくれる。
“昔、男、武蔵の国まで、まどひありきけり”の“昔”とは、“男”とは・・。
一人の男の人生展開、そして終焉。
時代背景との絡み、紐解き。
木地師の祖とされる惟喬親王も登場するが奈良県川上村との関係はこれっぽちの文字はない。
“あづま(東)”はどの地を当てはめるのか。“あづまの中のあづま”はどこ。“みよしののよしの”は“吉野の中の吉野”。流離は必ずや“くだり”。「くだってくるものは、いいもの、秀でたもの」。秀でたものは人だけでなく、“くだり油”、“くだり醤油”、“くだり酒”はみな上等なもの。逆の“のぼり“はよくない品。「おのぼりさん」は品以下。”あがり“を品物でいえば二級品。問題にならないことを「くだらない」のもその用例だと書いていた。
“をちこち”も古語。
“をち”は何かが間にあって隔たり、直接見えない向こう側。
田舎に“おちかた(彼方)”が。“おち”は彼方(あちら)であると解釈されて遠い彼の地をいうようになったとか・・。
読めば読むほどに興味をもった『日本の旅人 在原業平』。
待ち時間におよそ半分を読んだ。
残りの半分は次回の診察に廻しておこう。
診察時間は午前11時40分から50分まで。
結論から申せば、心電図検査、血液検査の結果、医師の診断は特に問題なしである。
実は医師とは初めてでる。
前回までの循環器内科主治医はI医師。
退職されたことによって担当はK医師に移った。
若く、といってもそこそこの年齢であろう。
患者のことをよく診てくれるなというのが第一印象だ。
過去データから判断、現在は内痔出血を伴わないことからフェロ・グラデュメット錠の取りやめを決断された。
もう一つ、軟便薬のマグミットもと言い出されたが、排便の難しさは私しか感じることのできないデータ化されないもの、取りやめたときの功罪は目に見えるようなので、継続である。
ラシックス錠、タナトリル錠、アルダクトン錠の取りやめは危険性をはらんでいる。
中止し途端に浮腫み症状になる。
利尿剤は必須継続である。
ワーファリン錠も欠かせない。
そして脈拍異常の際に随時服用するワソラン錠も継続であるが、これだけは我が自身で判断するセルフコントロール。
必要なときに自分自身で服用をコントロールする。
数日間も続く場合は緊急来診とする。
その毎日のデータを記録している『わたしの生活習慣手帳』を提示したら、頷かれた。
記録しているデータは起床時の体重と血圧・心拍数。朝昼晩食後の服用に合わせて測る血圧・心拍数。異常値の場合はピンクマーカーで塗る。
ワソラン錠を服用したときはその時間。
排尿の回数に排便状況である。
記録状況を見た医師の一言がスゴイである。
この記録を見ればわかる通り、セルフコントロールは十分に任して良し、ということだ。
ちなみに本日の血液検査である。
重点的に観測しているデータ項目はBNP、PT-INR、ヘモグロビン値にγ-GTである。
BNPは39.3H。
前回の平成31年3月12日は50.2H、前々回の平成30年11月は37.2H。
いずれも基準値内である。
PT-INRは1.76H。
前回が1.87H。
前々回が1.888H。
基準値より若干高いが、特に問題なし。
ヘモグロビン値は13.2。
前回が14.4。
前々回が10.8。
基準値より若干低いが問題なし、ということでフェロ・グラデュメット錠の取りやめである。
γ-GTは69。
前回が64。
前々回は未計測。
ほぼほぼ基準値内であった。
次回の診察日は7月30日。
暑い盛りですから注意してくださいと伝えられた。
会計を済ませて支払い、そして薬の受け取りに院を出た時間は正午の30分。
ほぼほぼいつもと同じようなものだ。
(R1. 5. 7 SB805SH撮影)