マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

2016十津川遊びp2

2017年05月05日 08時02分22秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
朝はゆっくりの起床といきたいが、ここでも毎日の状態を測る血圧と心拍数は欠かせない。

家で使っているハンド型の血圧計は持参していた。

朝は6時半。

起床間もない時間帯に測った血圧は181-94。

高目であるが身体に異状は感じない。

ふらふら感もまったくない。

心拍数をメモるのを失念した。

代わりではないが食後の心拍数は61拍。

まったく問題のない心拍数に血圧も156-86。

これで泊まりの旅行はどこでも行ける。

そう思ったぐらいだ。

前夜、体調を崩したMさんは元気がでてきた。

いったいあれは何だったんだろうか。

同年齢であるだけに気になるが、本人は元気を取り戻していた。

朝食は7時半。

普段ならこれだけの量を食べることはない。

焼き魚のサバにハムとキャベツサラダ。

ミョウガを盛った冷やっこ豆腐。

味付け海苔に薄めの味噌汁。

なんと朝食にもデザート。

朝はヨーグルトで腸を調える。

本来はここにアレがある。

アレとはなんだ。

アレは納豆。

これがアカンのである。

アカンものはツレに頼んで廻す。

いつもそうしている朝食のアレの扱いである。

さて、ご飯は生卵で食べる。

これがお決まりの食事コース。

これまでだったら2杯も3杯も・・・だったが、無理な身体。

一杯でお腹が満腹になってしまう。

民宿津川を出発するまでは寛ぎタイム。



親父さんが大切に育てきたセッコク園を見て廻る。

美しい姿のセッコクに名はない。

何十年も前に山へ出かけて採取してきたセッコクである。

セッコク採りは猟の合間。

かつてはシカやシシを捕っていた鉄砲撃ち。

ときおり我が家にそのおすそ分けを送ってくれたこともある。

河原で食べたらええねんと云われて肉の塊をもらうことは毎年の楽しみだった。

さて、そのセッコク園に蕾がある。



たぶんに白花であろう。

その近くに咲いていたセッコクも白花。

ロケットとも呼ばれる茎の形が地は違うから品種は違う。

時間はあっという間に一時別れ。

W家族はいち早く戻らなければならない。

今日中に東京へ戻る父親の都合もあって早くも別れ。

全員が揃った集合写真を記念に撮ってさようなら、である。

と思っていたら、そうではなかった。

時間的にはまだ余裕があるらしい。

家族はいつも運動をしている。

まみちゃんはスポーツクラブで活躍している。

毎日のウォーキングはどこまでか。

それに着いていったFさん。

みなさんはほんまに元気だ。

現地で落ち合うことにした。

私といえば民俗の取材に了解を得ておきたい家がある。

ツレたちには予め伝えていた民俗取材。

途中でこういうこともあるので事前に伝えていた。

10時半、昨日に教えてもらった区長家である。

詳しいことは民俗編で書くが、区長の奥さんとともに出てきた私の姿をMさんが撮っていた。



ノートに書き込みながらの聞き取りに、こんなことをしているんだと云っていた。

そんなあれやこれやでこの日の目的地は昨日の場よりさらに登った上流地。

堰の向こう側のかの地である。

何年か前もここで楽しませてもらった。

道具や預かってもらっていた食材を下ろす。

道路から難なく下りられる場所は樹林下。

食事が始まるまでは釣り糸を垂らす。

流れがゆるやかなところに糸を飛ばしたらアタリがあった。

引きはそれほど強くない。

キラッ、キラッもないから何が釣れたかすぐわかる。



みての通りのハヤ(ハスとも)が釣れた。

もう一匹は流線型のウグイの子供である。



川釣りもそれぐらいで終了。

昼食の準備にとりかかる。



大掛かりでないから早くできる。

数年前までは大鍋でチゲ鍋をしていた。

それより以前はうどん出汁で特製の鍋を作っていた。

それが3年前あたりから極端に残るようになってきた。

そのころから始まった老齢化であるが、他人さんからいえばまだ若いのにと云われそうだが・・・。



始めに買ってきた野菜を準備する。

タマネギ、キャベツ、ニンジン、ピーマン、ゴーヤにシメジは適当な大きさに切ってボールに盛っておく。



モヤシは袋から取り出してこれも適当に分けておく。

そこへ登場した細切れの豚肉。



実は前日に食べた豚肉は2パック分だった。

予定ではこの日は2パックでと思っていたのが、積み間違えてそうなった。

数に限りがある豚肉はこれから出てくる料理のことを考えながら分量を調製する。

すぐ、簡単にできる袋もんが待っている。



一つはグリコ製のごちうま豚の玉ねぎ生姜炒め。

もう一つは同社製のごちうまもやしのねぎ味噌。

いずれも税込84円。

買ったお店はラ・ムー。

とにかくどれもこれもお安く入手できるお店である。

向こう側にあるのは永谷園の新五目焼きビーフンにヒガシフーズの皿うどん。

どちらも軽めにできて量もある麺食である。



ビーフンはフライパンに水を入れてぐつぐつ煮る。



水はどこから持ってきたか。

目の前を流れている清流の水である。



もう一方のフライパンは野菜炒め。



下味もつけておく。

水気を含んでふっくらしてきたビーフンに添えつけの具付きタレをかけて味付けする。

そこへ入れた野菜。



適当な具合にかき混ぜてできあがり。

アルミの大皿に盛って一品ができあがった。

次の料理はなんだろうか。



同じような野菜炒めに豚肉を混ぜる。



Fさんが持参したタレなのか、それとも創味のツユか。

Fさんはこの創味のツユがお気に入りではない。

これまでずっと登場していた創味のツユが嫌いだったとは初めて知った。

しかも、だ。

小袋のカツオも嫌いだったとは・・・そりゃ知らなんだ、である。



炒めた野菜は添えつけについていた皿うどんのタレ。

濃いめの色がそうである。

ここに見た仙崎カマボコ。

色合いに入れたもようである。

ヒガシフーズの皿うどんは2パックある。



同じように作るが今回は豚肉も入った。



麺ばかりじゃ飽きがくるのでここらで気分を替えて珉珉食品のせみ餃子に登場願う。



もう一品はゴーヤ炒め。



創味のツユで味付けしてカツオを振りかけたらFさんはぷいと横向いた。



そこで登場するもう一人の料理人。

これに生卵をいれて塩胡椒。

もう一品はただただフライパンで焼くぱりっとあらびきソーセージ。



焼き上げたソーセージのパリっと感がたまらない。

最後はもうなんでもいい。

残った材料で炒め物。



タマネギにゴーヤに生玉子とじ。

これで〆た。

今年の撤収は早い。

疲れが残らぬように早めに切り上げて解散。

皆は昨日も行った滝の湯温泉行き。

私は民俗の調査取材があるから空いた時間は有効的に活用できる。

谷瀬に旧大塔村の聞き取りもできた。

そこで遭遇した別れた彼ら。

聞き取りしていたお家の真ん前を通り過ぎていった。

翌日の私の作業は後片付け。



使った道具類は洗剤で洗って天日で干しておく。

綺麗になったところで袋詰め。

やっと終わった作業である。

道具類はこうして、我が家の天袋で一年間も冬眠する。

(H28. 9.11 SB932SH撮影)
(H28. 9.12 SB932SH撮影)

内原のハデ

2017年05月04日 08時05分30秒 | 民俗あれこれ(干す編)
石川県能登の千枚田をテレビが放映していた。

その映像に刈り取った稲穂をハデに架けている姿が映し出される。

干す竿は10段くらいある。

そこに架けている稲架けの名は紹介されなかった。

名は何というのだろうか。

ネットで調べてみれば「ハザ干し」だった。

能登のハザ干しのような形態は日本各地で見られるようだと伝えていた。

現況は知らないが、長野県の北部・木曾谷(木曽福島町黒川谷)・伊那谷南部。

支える木材は「ハザアシ」と呼ぶ地域もあるが、伊那谷では「ハザクイ」だった。

水平の竿を「ハザ木」と云うのは石川県能登。

「ハザ」は漢字の「稲架」を充てているようだ。

能登の放送から数日後。

またもや多段のハザカケを報じる映像があった。

場所は山形県のとある地。同じように10段くらいの竿が並ぶ。

ここは十津川村の内原(ないはら)。

滝川よりほんの数km走ったところにある集落地。

山間地の道は近いようで遠い。

深い渓流に沿ってアスファルト道が続く。

かつては砂埃が舞う地道だった。

奥へ行くにつれて谷間は深くなる。

その最上流にある集落が内原(ないはら)である。

その手前に奥里(おくさと)の集落がある。

奥の里よりもさらなる上流が内原。

そこより数kmも行けば笹の滝に入る分岐路に着く。

入るといっても車路ではない。

歩きで滝を目指す。

今回の目的地は滝ではなく「ハダ」である。

支流滝川に架かる橋を渡れば急勾配に建つ集落がある。

稲刈りを終えた集落に点在する多段型のハザ架け場。

ずっとこの場に佇んでいたい原風景がここにあった。

2年前の平成26年8月末に訪れたときだ。

山間傾斜地に建つ集落にある構造物の用途はなんであろうか。

それを確かめたくて訪れた内原(ないはら)。

今では使うことのない橋を渡る。

その橋は朽ちていないがなんとなく故郷を思い出す情景を描く。

その橋を入れて対岸にある稲架けを撮る。

近くまでいけば架けた稲穂がよく見える。



2年前に拝見した構造物は稲架けをする道具であった。

水平に何本かの竿がある。

太目の支柱に水平の木材もあれば金属ポールで設えた構造物もある。



また、稲架け構造物はあるが、稲架けがまだのところもある。

想像していた以上に感動する景観に引き寄せられるように足が動く。

民家の奥に畑がある。

そこで腰を屈めていた老婦人に声をかけた。

83歳のおじいさんが数日前に梯子を架けて刈り取った稲を架けていたという。

しばらくすれば旦那さんが戻ってきた。

実はこの場にくるまでに出合っていた。

対岸に軽トラが停まっていた。



何やら作業をしていたが、離れていたので声はかけられなかった。

そこでされていたのは稲刈り。

午前中もしていたが、ついさっきも見にいっていたという。

ご主人がいう干した稲の色である。



青い色は今朝刈り取ったばかりの稲。

青い色という稲の色は実際には緑色。

全国どこへ行っても、或はニュースや報道で伝える色は緑色ではなく、常に「青々としている」表現だ。

それはともかく稲を架けて干す構造物、或はその作業をご主人は「ハデ」と呼んでいた。

稲穂があるのは稲刈りバインダーのおかげ。

「ハデ」は9段か7段が基本。

偶数はないと言い切る。

木製の「ハデ」は大工さんに作ってもらった。

費用がかかるので金属パイプを買ってきて組んだという。

青いのは今朝に刈り取ったが、他は先週やその前に刈り取った稲穂。

なるほど。

稲刈りして架けた時期は干す期間によって色変わりするのである。

「ハデ」に稲を架ける順序は下から、である。

上からであればいちいち垂れた部分を手で避けて架けなければならない。

そんな面倒なことは誰しもしない。

見て当然の順序である。

ところで、だ。

梯子に登った旦那さんに稲束を渡していたという奥さん。

手が届かなくなる高さになればどうしているのか。

高齢者には無理がある手渡し。

どのようにしていたのか、それから5日後に訪れた際に知った。

「ハデ」に架けて天日で干す稲架けは昔からこの地でしている。



ここ内原の集落では当家を含んで2軒である。

かつては奥里もしていたらしい。

ここより下った滝川。

そこでもしていると話すが、それは拝見していた。

奥里はかつて7戸。

今は5戸になったという。

ここ内原集落は11戸。

昔は30戸もあったというから相当数の人たちが住んでいた村。

他家がしているという「ハデ」の景観も撮っておこうと思って急な坂道を歩いてみる。

以前は3軒でしていた「ハデ」架けも今は2軒。

ご主人が作付け、栽培してきた稲の品種は粳米のアキタコマチ。

糯米の方はヒデコだそうだ。

これらは早稲の品種。

十津川村はどこでも早稲になるらしい。

こうして干した藁はどうされるのか。

ほとんどは貰われていく。

なんでも十津川村の玉置から貰いにくるという藁は玉置神社の注連縄用途である。

この稲はカオリマイ(香米)。

藁が長いので用途に向いていると話す。

そう話すご主人は内原の氏神さんに注連縄を結って架けるという。

氏神さんはどこにあるのか。

この山奥に神社があるとはまったく気づかなかった。

氏神さんは矢高(やたか)神社。

あのトイレがある地より下った処に鎮座するという。

ついさっきまで飲食していた場より下った処にまさかの神社である。

この日はそこへ行くことはなかったが、ご主人曰く、民宿津川のご主人も縄結いにきていた神社である。

また、1月7日は山の神。

奥山にある山の神でゴクマキをしているという。



ところで干していた「ハデ」の稲穂は何時頃に下ろすのか。

たいがいは9月の彼岸過ぎ。

下ろすには天候による判断がいる。

天気の良い日が連続するころを見計らって下ろすと話していた。

(H28. 9.10 EOS40D撮影)

滝川裏地のハデ

2017年05月03日 08時14分52秒 | 民俗あれこれ(干す編)
かれこれ云十年も通い続けている十津川村の滝川渓谷。

最上流に滝百選に選ばれている笹の滝がある。

初めて訪れたのは40数年前になる。

地道の林道を走っていた。

覆いかぶさるように生い茂った山の木々の葉がキラキラと光っていた。

天井がオープンできるワンボックスカーの座席から眺めた景色は最高のロケーションだった。

数年後、奈良交通の路線バスを乗り継いでやってきた滝川にある民宿。

二十歳代半ばもまだいっていない年齢だった。

当時勤務していた会社の人たちとやってきた滝川。

会社の人たちと連れだってやってくるこの地はいつしか寛ぎの地になった。

仕事のストレスから開放されて静養する地でもある。

2年前の平成26年8月末に訪れた際も上流に向かう林道を走っていた。

山間傾斜地に建つ集落がある。

いやがおうでも目に入る集落を停車してまで撮ったのは初めてだ。

ここにある構造物の用途はなんであろうか。

この年、平成28年の9月10日に訪れてわかった。

これまでずっと盆があけた8月末の土曜、日曜に訪れていた十津川村の滝川。

風屋(かぜや)ダムから下った地に支流の滝川がある。

そこにある民宿は二十歳代のときから毎年のように利用している泊まりの宿。

始めて訪れた時の印象は今でも残っている。

今でこそ車で行くようになったが、最初はバスで出かけた。

風屋のバス停留所を下りて村落まで歩いた。

今、思えばまあまあの距離である。

泊まりの宿、朝日が昇る前に渓流釣りをして遊んでいた。

短パンでは寒かったぐらいの避暑地である。

泊まりはいつも8月末の土日。

決まっていた。

平成27年の7月に身体を壊して大手術。

入院加療を経てなんとか生きている。

車の運転もできるようになった私の身体や連れたちの事情を考慮して9月の第二週目にした。

向かう先は笹の滝のちょっと手前。

そこへ行くまでにアユ釣り人で賑わう滝川に架かる橋を渡る。

渡ってすぐさま停車した。

こんなところにもあったんだ。



連れたちにちょっと待って、といってシャッターを押し続けていた。

あまり待たせるわけにはいかない感動の場。

広がる青空を背景に撮っていた。

多段型のハザ架け竿は何段あるのだろうか。

先を急がねばならないから数えている余裕はない。

(H28. 9.10 EOS40D撮影)

2016十津川遊びp1

2017年05月02日 08時25分55秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
調達品の調査、買い出しに道具類の整備など、事前準備を整えてやってきた広陵町のイズミヤスーパーセンター。

開店時間の9時半に合わせて30分前は電車でやってくる何人かの連れとは大和高田駅前で合流。

センターでは車でやってきた夫婦連れと合流して買い出しだ。

事前準備は万全という意識はない。

何かが足らないことに気づくかもしれないし、無駄やから買わんとこと思うものもある。

この日は一人ではなく何人もの友人たちと最終的に調達する品定め。

予めに考えていた買うべき品物の中でも売り場、品物がだれしもわかるようなものはあっちでこれを、こっちであれをと指示して分担していただく。

幹事のいうことは、自然体で動いてくれるのが嬉しい。



まずは野菜売り場で税込み106円の袋詰めピーマンを買う。

次は生ゴーヤ。



1本が150円を2本買う。

下段に表示のあるゴーヤの素は買わない。

味付けは持参している我が家買い置きの創味のツユ。

このときは判明しなかったがFくんの嫌いなツユだった。

早く言ってよといいたくなるがが、来年のためにメモしておこう。

ちなみに小パック入りのカツオも嫌いだそうだ。

料理番がFくんだけにこじれそう。



次は一玉価格が138円のキャベツ。

タマネギは袋入りで買わない。



必要な数量は二玉。

価格は二玉で212円。

袋もん料理もそうだが色目に必要な西洋ニンジンも揃える。



量はさほどもいらないから1本でいい。

価格は106円だ。

モヤシはケッコー使う。



袋もん料理でなくとも玉子ぐちゃぐちゃ炒めにキャベツもなんでも構わないから食感を考えてモヤシは三袋。

価格は一袋で41円やから安いが多くても仕方がないので三袋に留める。



キノコはエノキもあったがボリューム感と食感から選んだぶなじめし。



料理がしやすいカットしたぶなしめじは一袋で106円だ。



カットしたイカとか皮を剥いたコエビを買おうと思って冷凍ボックスを覗いていたら両方とも入っている冷凍パックがあった。

これなら一袋でいっぺんに揃うと思って買ったエビイカシーフードミックスの価格は430円。



加工料が入っているからこんなもんだ。

豚類は三種の三品を買った。



纏め買いであれば組み合わせ自由で1080円。



三元豚こま切れを2パックにカナダ産豚肉うすぎりバラが1パック。

これで三品が揃った。



グラム数でいえば三元豚こま切れは合計で440g。

カナダ産豚肉うすぎりバラは184g。

グラム数で比較すれば三元豚の方が安いやん。

これは片手フライパンで火をあてたらすぐに食べられる298円のあらびきソーセージ。



安いもんでも口の中で弾けるプリプリ感を味わいたい。

我が家では3人前でお腹がいっぱいになるマルちゃんの焼きそばは特価の98円。



ソース付きだから三元豚で炒めてすぐ食べられる。

三元豚とくればキムチ。



188円のご飯がすすむくんキムチも買っとこ。

誰やらが云いだした焼きそばでちゃんぽん。



それで決まった三色仙崎カマボコ。

一枚で98円だがキクラゲは買わなかった。

ギョーザは散々悩んだ。

下見にあった20個入りファミリーパックギョーザは売っていなかった。

そのときの特売品なら仕方がない。

代替にどんなギョーザが良いのか探してみる。

あった。

赤い箱入りのチルド餃子は珉珉食品(㈱)が製造販売している30粒入りの380円。



後方にあるギョーザは同社製のせみ餃子。

10個入りで98円。

どちらがお得か計算すりゃすぐわかる。

なにもチルドにすることはない。

これまで川原で作っていた大鍋料理につきもののギョーザは安くて美味しいせみ餃子。

スーパーによっては78円で売っていることもある。

これまでそうして買っていたが、今回はそれに近い。

1個当たりの単価が安いせみ餃子に決めた。

作る料理関係はそれぐらい。

残すは本日の食事のメインはどうするか、である。

オードブルを求めて売り場に移動する。

下見にあった1078円のおつまみオードブルも1078円の中華オードブルも1058円のミートオードブルもない。

なにもないのではなく、期待していたオードブルが・・・・なんと一品のみ。



それがおつまみオードブル。

盛りは小になって598円。

量的には申し分なく2パックも買った。

それだけじゃあと思ってもう一品は598円の海老がおいしい海老チリソース。



一番の上等品にラベル。

「この商品ぜったい!!得」の文字に釣られたこともあるが、お買い得はお味も間違いないだろう。

結局はご飯ものを買わなかった。

弁当、寿司も考えにあったが、まみちゃんが食べないと聞いていると声が揚がって、無しにした。

そうそう、忘れてはならないのが生卵。

特売棚に並んでいたミックス生卵は1パックで10個。

どこでもたいがいそうであるパック売り98円に飛びついた。

レジ支払いはクレジット扱い。

たまたまなのか、そうなのか、聞きそびれたがT夫妻はイズミヤポイントカードを持っているという。

それはしないと申し訳ない。

支払額に応じたポイントが加算されて喜んでいた。

買い出しを終えて再出発した時間帯は午前10時17分。

イズミヤスーパーセンターでの買い物滞在時間は50分。

トイレ休憩があるにしても買い物はいつでもどこでもケッコーな時間を要するもんだ。

十津川までは150km。

自宅からそれぐらいかかる距離。

ガソリンタンクはこの日のために空けていた。

心配性のツレもいるから補給はどこにするか。

クレジットカードが利用できて安価なガソリンスタンドは国道24号線沿いにある御所市三室445のセルフイックス給油所。



セルフで十分な私であるが、意外とセルフが未体験の人もいる。

ツレもそのうちの一人。

なんとか慣れなさい、と言いたい。

ここを出発した時間帯は午前11時。

例年よりは1時間以上も遅い。

次の待ち合わせ場所は五條市の大塔町阪本にある「コスミックパーク星のくに」。



着いた時間が昼の12時。

ガソリンスタンドから1時間もかかった。

別に飛ばしているわけでもない。

これぐらいの時間はいつも要する。

トイレを済ませて一路。

目指すは今夜の泊りの民宿津川。



着いた時間は12時50分。

コスミックパークからここまで1時間弱。

年々の道路工事の進展で昔よりは早くなったが、それでもケッコーな時間になる。

民宿のねーちゃんに顔を合わすのは2年ぶり。

昨年の今頃は術後の自宅療養。

一年かけてようやく辿り着いた。

元気な顔でご挨拶。

今年もよろしく、に明日の食材を預かってもらうのだが、その際にお渡しするのは手土産。

40年間、ずっとそうしてきた。

遊びに寛ぎの場へ行くまでに必ず渡る橋がある。

アユが泳ぐ滝川の清流を渡る橋である。

渡っているときに目が点になった。

渡った処にあった見たこともない稲架け

車を思わず停めてシャッターを押した。

長居はできないお昼過ぎ。

先を急ごう。

食事処はお決まりのトイレがある地。

奇麗な水を提供してくれる水場もある。

ひねるとジャーの鉄管ビール。

ではなく、蛇口をひねったらすぐに綺麗な水が出てくる。

料理・食事場に影はない。

Uさんが持参したパラソルでは狭すぎる。

そこで工夫した。

場はトイレ横になるがそこにはフェンスがある。

丁度いい高さにテント代わりのタープを貼る。

タープといってもブルーシート。

サイドにリング穴があるからそこに紐を通してフェンスに括る。

反対側は車である。

Uさんの車も私の車もバックドアは跳ね上げ式。

そのドアを開けて括り付ける。

これで十分な影ができた。



同じくUさんが持ってきた組立テーブルで調理にとりかかる。

開始時間は午後1時半。



丸ナスや長ナスを切ってスライス。

フライパンで炒めて味噌を塗る。



その味噌は料理人のFさんがもってきた。

こうなることを想定していたのか・・・田楽味噌である。



ナスビは香ばしく炒めてアルミの大皿に盛る。

手で千切ったキャベツも大盛り。

そこに登場したおつまみオードブルに海老がおいしい海老チリソース。



すぐに食べられるのが嬉しい。

アウトドア用チェアも用意されたが、皆は立ち食い姿。

アウトドアはそれで良い。



それだけじゃお腹が満たせないだろうと云って料理人が作り始めた焼きそば。



キャベツを炒めた上に焼きそば麺を。



ソースを絡めてとりあえずの一玉分ができあがる。



残る二玉は先に豚肉炒め。



麺も入れてソースを絡める。

簡単に焼きそばができあがってくる。

そのころに到着したWさん一家。

娘さんも大きくなって高校一年。

赤ん坊のときからずっとここに来ている。

今回はすぐく楽しみにしていたという親父さんが東京出稼ぎ。

ではなく、長期出張中の身であるが、娘のために嫁さんのために戻ってくる。

料理人のFさんはまたもや動いた。



豚肉に今度はご飯がすすむくんキムチを絡めてブタキムチ。



料理は次から次へと出てくる。



お次はぐちゃぐちゃエッグ。

ここらへんからの料理は塩胡椒のみ。

勢いもついて皮剥きコエビにイカ冷凍パックの袋を空けた。

それをフライパンに落して箸をいれる。

冷凍もんは水分が多い。

キャベツも多い。



カラカラになるまでとはいかないがこれも塩胡椒だけで味付け。

空気が美味しい処で食べてみりゃなんでも美味い。

募る話しに話題が盛り上がる。

ここでなんとなんとのデザート。

Wさん一家が買ってきたブドウが美味しい。



もっと美味しいのはスイカにナシのスイートパンチ。

暑さも飛んでいく美味しさに汗も引いていく。

あれやこれやとゆったりを感じていた時間帯は午後3時半。

寿司ネタ醤油漬けイクラを持って下を流れる渓谷に下りていった。

半数は釣り人。

残る半数はここでダラダラ過ごす。



ビジネスマンの現役はストレス解消にゆったり時間を活用する。

私は2年前に見たモノの調査である。



カメラを手にして村へ行く。

訪ねたご夫妻からモノの話しを聞いていた。

場を離れて聞取りを終えて戻ってきた時間帯は午後4時半も過ぎていた。

待ちくたびれた様子もなく食事処は綺麗に片付いていた。

ありがたいことである。

この場を離れて向かう先は日帰り温泉。

十津川村は源泉かけ流し宣言をされた十津川温泉郷。

湯泉地温泉(とうせんじ)、十津川温泉、上湯温泉(かみゆ)にある25の温泉施設すべてにおいて「源泉かけ流し」を宣言している。

私たちが向かう温泉場は公衆浴場の「滝の湯」。



民宿津川で貰った優待券で少しは安くなる。

着いた時間は午後5時半。

浸かった身体はのぼせている。

ゆったりくつろぐにはぴったりの和室がある。

民宿津川からおよそ10分。

夕食は午後6時半にお願いしているので思いきり寛がせてもらう。

私が温泉に入れるのか心配していたツレたち。

なんともなかったよといえばほっとしていた。

温泉に浸かったからほっとしているわけでもなく、ほんまにほっとしたのである。

戻ってきた民宿津川の部屋割り。

これまであの部屋はだれだれ。

この部屋は家族だからあっちの部屋。

こっちはいびき組と指示をしていたが、戻ってきたら先着組がすでに決めていた。

何年も来ているからこうすることができる。

利用できる部屋はねーちゃんに聞いてそうしたという。

今夜は私たちだけでなく泊りの利用者はひと組ある。

家族連れのひと組がすでに食事を始めていた宴会場。

その横に並んで乾杯。

2年ぶりに顔を合わす夜宴が始まった。

料理は二人のねーちゃんの手造り料理。



なすびの煮びたしにサトイモ、シイタケ、コンニャク、マメ、ニンジンに鶏肉のたいたん。

ミョウガにもずくの酢の物に香物が並んでいる。



そこにショウガやウド、カボチャ、サツマイモなどの天ぷら。

メインはシシ肉鍋である。



脂がのっていそうなシシ肉に思わず喉が鳴る。



味噌仕立ての土鍋に入れて野菜とともに煮込む。



ぐつぐつ煮だしたらしばらくは放置。

その間はさっきまで池で泳いでいた鮎は焼き魚になって登場した。



その皿に盛っているのは十津川の郷土料理になるゆべし味噌、ではないようだ。

鍋がぐつぐつ煮てきたらできあがり。

シシ肉は時間をかけずに煮るのが美味い。

煮すぎると固くなるから早めにいただく。

食べ始めてから1時間。

これまたびっくり。

手造りのデザートがでてきた。



それもチーズケーキ、である。

40年以上も利用してきた民宿津川はねーちゃんらの時代になった。

今夜は瓶ビールが美味い。

空瓶は13本。



たったの13本である。

本日の参加者のうち60歳以上は3人。

ごく手前待つのが3人。

揃って高齢化に向かっている男たちの胃袋は小さくなった。

飲む量が極端に減ってきた。

ほんの少しの数年前ではこれの2倍、3倍だった。

カラオケも飛び出して延々と唄い続けていた。

話しも盛り上がって寝床に入る人は約半数。

残った者はいつまでも飲んでいた。

この日はしゃべりまくっていたAさんは早くもダウン。

Mさんは体調不調を訴えて寝床に入った。

そんなあれやこれやもあって午後9時半過ぎにはお開き、である。

(H28. 9.10 SB932SH撮影)

2016十津川遊びの買い出し

2017年05月01日 09時04分46秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
毎年の8月末に出かけていた十津川ツアー。

ビジネスマン時代から始まった十津川ツアーはずっと幹事を務めている。

務めているというよりも誰もが代わってくれないからずっとしている幹事。

日程決めや案内連絡に当日、翌日に川原で食べる食材の調達、運搬までのすべてを賄う。

賄うといってもすべての費用は人数割りだ。

昨年は私の心臓病でやむなく中断した。

40云年間も続けてきた十津川ツアーに穴が開いた平成27年。

入院先から皆が勝手に行っていいねんでと云っても私が居ないと・・・と相談して中止にした。

あれから一年後の今年。

7月2日に復帰の宴を催してくれた。

そのときに決めた今年の日程は9月10日から11日。

これまで通りの土曜、日曜の日程である。

日程は決まったが、何をどこで調達するかは幹事が決めなくてはならない。

早め、早めにしておかないと気持ちが落ち着かない。

しかも、だ。

身体は完全復活の身でもない。

無理のできない身体なのでこれまで通りは避けようということになっていた。

つまりは現地での調理ごとはできる限り避けようということだ。

そうであれば出来上がり調理済の弁当かになる。

初日に通る街道筋にできあい料理が調達できるところをどこにするかを決めなくてはならない。

随分昔のことだが、行く道中にあるスーパーで買い出しをして十津川に行っていた時代がある。

買い出しの場は五條市にあるスーパーイオンである。

調達していたのはその日と翌日に現地で調理する食材だった。

何人もの仲間とともに買い出ししていたらケッコーな時間がかかった。

時間がかかれば現地に到着する時間が遅れる。

それを避けたくなった事前の買い出しをするようになった。

今回は弁当類などのすぐ食べられる調理済のもの。

そうであってもお店でどういうものが売られているかは、予めに見ておく必要がある。

材料に値段。

美味そうか、そうでないか。

口に合うか、合わないか。

時間がどれぐらいかかるか。

スーパーの商品並び。

選別に時間がかからないようにコースを考える。

いろんな視点で判断する。

そう思って決めた途中道の買い出しスーパーは食材が豊富な広陵町のイズミヤスーパーセンターに決めた。

皆はそれぞれの家から車とか電車でやってくる。

集合場所は近鉄大和高田駅前である。

合流する時間は買い出し時間の設定でもある。

一日目の食事は滝川についてすぐに食べられる調理を要しない酒の肴になる総菜やオードブルに弁当も、である。

二日目の料理は例年していたフライパン一枚でできる袋もんの数々。

肉や野菜もそのスーパーで買うことにした。

一回目の買い出しは8月15日に出かけた。

明日香村上(かむら)の取材は午後5時に終わった。

それからかけつけた広陵町のイズミヤスーパーセンター。

売り場はどういうレイアウトなのか。

商品揃え、価格帯・・調査である。

この日は15日。

お盆休みの夕方は購買客でごった返ししていた。

スーパーセンターは外観を見れば大型のように見えるが、求める食料品関係は「食品館」になる。



入ろうとした自動ドアの貼り紙。

あれぇ、である。

開店は朝9時からとある。

たしか、ネットでは9時半だと書いてあったが・・・。

店員さんに聞けば8月31日までは夏期間で開店を早めているということだった。

私たちが利用するのは9月10日。

夏期間は終わっている。

9月1日からは元通りの9時半にするというからなんてこったい、である。

昨今のスーパーはトライアルとラ・ムーのように24時間営業が増えつつある。

大手のイオングループは朝7時が開店。

系列店の山陽マルナカも朝7時だけにイズミヤスーパーの開店時間にがっくり。

9月10日はその時間に合して集合時間を背ってしなくてはならなくなった。

ところでイズミヤスーパーは入口を入ったところが野菜や果物売り場だ。



二日目の食材は袋物簡単料理に使う例えばエリンギとか白ネギ、キャベツ、ピーマンなど。

売り値を見て・・予算取りを考える。

とはいっても当日とはたぶんに値段は替わっていることだろう。



ゴーヤうどんチャンプルをするかしないかの判断でゴーヤ買いが決まる。



モヤシは2袋程度で炒めもんに。



ピーマンの量は多いように思える。



キャベツは半分で十分などを考えておく。

この店で売っている豚肉は三元豚しかない。



が、高め価格でもないので炒め物に500gは買いたい。

特に豚バラは少し多くしてブタキムチにでも・・。



ギョーザもフライパン料理。



これで十分な量の20個入りであるが、当日は売っているか保証できない。

火を通したらプリプリになるソーセージはどこの製品でもいい。



あとは簡単袋物料理に合わせた鶏肉なども考慮する。



袋もんは春雨・チャプチェ系の2種類程度。



豚・鶏・キャベツ・ネギ・モヤシでいろいろできそうなグリコ製品に相応しいものもある。

簡単にできるのは皿うどんがある。

フライパンになんかや炒めてあんかけスープをかけたらできあがり。

大きめの紙製皿に盛ってできあがる。

そうそう初日の調理もん何にするか、である。

一品パックの惣菜系料理になんやかやのサラダ食。








この時間帯で半額シールを貼った黒酢あんかけフリッターもあれば海鮮おつまみも。

今夜の酒の肴に買っておく。



和食もあればフライもんにオードブル盛りもあるし、調理パンや焼き立てピザもある。






弁当も売り場も覗いてみた。



好みの弁当がいろいろある。

選ぶのが困るくらいに多い。

だいたいの状況がわかったのでこの日はこれまで。

翌日の8月16日は自宅近くの富雄南イオンタウンにある山陽マルナカ。




次の日の17日はラ・ムーの京終店。



永谷園の新五目焼きビーフン、ヒガシフーズの皿うどん、グリコのごちうま豚の玉ねぎ生姜炒め、グリコのごちうまもやしのねぎ味噌。

グリコ製品はとにかく安いので買っておいた。

これらに必要な具材は豚肉、コエビ、イカ、キクラゲ。野菜などはキャベツ、ピーマン、タマネギ、シメジ、ニンジン、モヤシにカマボコである。

忘れてならないのが釣りのエサである。

ミミズではない。

川釣りの狙いはアマゴである。

喰いはどうか行ってみないとわからないがエサがなけりゃ釣り糸を垂らしても釣れるわけがない。

釣りが大好きな子どもも来る。

生きたエサは川虫もあるが、捕るには時間と手間がいる。

40云年もまえからエサにしているイクラはどの店で売っているか。

大昔はスーパーなんぞで売っていなかった。

希にあったのは寿司屋さん向けに販売していた瓶詰の生イクラである。

今ではご家庭で作る手巻き寿司のネタ用のパック入りイクラ。



どこでも売っているわけでもないので山陽マルナカで調達。

日にちが近づいてきたので買っておいた。

ちなみに幹事はもうひとつの手間がある。

アウトドア必需品が揃っているかどうかは我が家の蔵に仕舞っている道具の点検だ。

日常生活用品の軍手、スポンジタワシ、ゴミ袋、割り箸、さいばし、レジャー用大皿・中皿などなどもあれば、買い足し必須のフライパン、コンロ燃料ガスボンベに2台のガスコンロやフライパンも・・。

ところで、9月6日は半年ぶりの心臓血管外科医ならびに2カ月ぶりの循環器医師の受診だった。

検査は心臓超音波(エコー)。

結果はといえば、術後1年経過に、なんの異常もない状態であると医師は私に云った。

ありがたいことである。

あいも変わらず安静状態では40拍前後である。

起きたてであれば35拍程度であるが、リハビリ運動をすれば60拍前後にもなる。

とにかく運動をすれば問題はない。

心配は無用、大丈夫ですと血管外科医が太鼓判。

循環器内科医師も念押し・・・でもなく不安そうな顔になったが、まぁ良いでしょうということだ。

我が家から南部山間地の十津川村・内原までは直線距離にして70km。

蛇行があるからそれ以上であるが往復の140kmを許可してくれた。

十津川村より若干短い距離である川上村に出かけたことがある。

5月2日は入之波

6月10日は高原に行った

距離は入之波の方が遠い片道50km。

もちろんここも蛇行道であるが、十津川よりはマシだと思う。

それだけの距離を目眩もなく走ることができたと医師に伝えていた。

十津川はその延長線上にある。

こころおきなく十津川に行かせてもらう。

(H28. 8.15、16、17、23 SB932SH撮影)