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陽気に誘われて湾岸サイクリング

2005-03-19 14:10:32 | スポーツ
 陽射しは背中に暑いくらい。千葉市稲毛区にある稲毛海浜公園の駐車場に車を置き、マウンテン・バイクで副都心幕張メッセを往復する。

 稲毛海岸に沿って造られた人工の海浜で、ヨットクラブ、ボード・セーリング、サイクリング、フィッシングが楽しめて、おまけにバーベキュー施設まである。トイレや休憩所は程よい間隔で置かれ、野性味には欠けるが家族連れや中高年にも親しまれているようだ。ウィーク・デイとあって人はまばら。遠くの棒のように見えるつりの人、ウォーキングの人、老人同士の散歩、若いジョッガー、サイクル・ウェアに身を固めたサイクリストと行きかう。おかしなもので、ママチャリでないと、同類意識をお互いに持つのか挨拶を交わす。不思議なものだ。

 ヨットハーバーを通っていると、赤い帆のヨットを目にする。とたんに「夕日に赤い帆」の曲を思い出す。ロマンティクな曲で、私のLPレコードにペリー・コモが歌うヴァージョンがある。懐かしい気分に浸る。と同時に、若いときにヨット操縦法を習っておけばよかったと手遅れを嘆く。娘は習ってくれるだろうか。多分習ってくれるだろう、大型クルーザー免許を持っているくらいだから。いや、ペーパー・ドライバーと同様、一度も自分で操縦したことがないというから習ってくれないだろう。と、とりとめのない空想を広げていた。

 幕張副都心は、日本を代表する企業がオフィスを構えていて、隣接するマンション群は人気、価格とも高い。それらの高層マンションの通りを走ると、コンクリートの無機質さが目立って、落ち着かない気分になる。ホテルもいくつかあり、アメリカの「コストコ」やフランスのスーパー・マーケット「カルフール」も出店している。カルフールは撤退するというニュースが最近流れた。1時間ほどの逍遥は、少しの疲れと汗が、新鮮な気分にさせてくれた。