7日(日本時間)BOS vs LAAの試合、9回表一死ランナー三塁のときスクイズを予感した人も多かったのではないか。わたしもその一人だけれど、テレビ画面ではインコース低めのボールを打者がミス、結局ランナーが挟まれてアウトになった。 そこで思ったのは、ピッチャーがインコース低めに投げたのは偶然かあるいは意識していたのかということだった。そして今日、インターネットを見ているとやはりバリテックが読んでいた結果だった。
二球インコースにボール球を投げて様子を見た。エンジェルスのソーシア監督は、転がしやすいボールが来ると判断してスクイズのサインを出した。それを読んだ上でのインコース低めの球だった。
これで選手の心理状態が俄然変わった。おそらくエンジェルスのピッチャーシールズは、1点リードを確信しただろう。ところが失敗に終わった上、二死とはいえランナーを二塁に置くピンチを招いた。打者は今までカモにしていたワイリー。なんとしてでも抑えてやろうと思ったはずだ。そうすると投球に力が入り力んでしまう。微妙な綾が明暗を分けた。
こういうビッグ・ゲームは肉体面ではなく心理面の影響が大きいことが分かる。さあ、今度の相手はレイズ。若く乗りに乗っているチームをどう料理するか。あるいは料理されるのか楽しみだ。