Angels rookie Adenhart,22, dies in car crashこんな悲劇があるのだろうか。残念ながら人間のもっとも愚かな行為で、将来に希望を見出した若者を抹殺する結果になった。
カリフォルニア州オレンジ郡フルトンで夜中の12時半ごろ、エンジェルスのルーキー・アデンハート投手は、乗っていた車に赤信号を無視したミニバンに激突され、病院に搬送されたが死亡した。激突した車を運転していた男は酒酔い運転が濃厚という。どこの国でも飲酒運転による事故はなくならない。特に車社会のアメリカでは。
好投したアデンハート投手
この日アデンハートは、アスレチックスとの試合で、今季初先発。6回を被安打7、奪三振5、四死球3.無失点の好投を演じていた。おそらく両親や兄弟は、球場に駆けつけて応援していたのだろう。いい仕事をした息子を自慢に思いながら帰宅。そして、不吉な予感の真夜中の電話。事故を知らされて、一瞬のうちに暗転した。家族の悲しみは計り知れないだろう。エンジェルスは、翌日の試合を中止して彼の冥福を祈った。
一方こちらの初先発ダイスケは、ピリッとせず、100球を投げて被安打9、被本塁打3、奪三振5、与四球3、失点4という結果。チームは4-3で負けてダイスケは一敗を喫した。
レイズ・ロンゴリア三塁手
この試合、岩村も元気だったが、このチームで最も注目したいのが三塁手のエバン・ロンゴリアだろう。なんと言っても長打力の持ち主で、今季もすでに二塁打2本、本塁打2本と力を出している。
ダイスケの球をはじき返した三塁線を破る二塁打は、球足の強さと速さで三塁手は追いつけなかった。岩村を三塁から二塁の守備に追いやった男で、去年に続き今年も活躍すれば岩村も本心から納得するだろう。
わたしもはじめは岩村が文句も言わずおとなし過ぎると思っていたが、このままロンゴリアが実績を積んでいけば、堂々たる四番バッターに成長するのは確実だろうし、そうなったら納得する。MLBを代表する選手になるのを楽しみにしたい。彼はまだ24歳だ。