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旅「11日間のスリランカNo 10」

2012-10-03 15:45:30 | 旅行

 8月31日(金)いよいよ帰国の日。今夜11:50発のUL454便に乗るだけになった。私の体調も二・三日前から復調していた。
 問題は、搭乗時間の3時間前午後9時ごろまでどのように過ごすかという点だった。私たちが話し合ったときには、コロンボのホテルに泊まって、この日は博物館や公園を見て回る予定になっていたが、Mrランガに「タマリンド・ツリー・ガーデン・リゾート」を紹介されたためにコロンボへの渋滞に嫌気が差し博物館や公園を諦めた。
 そうなると時間が有り余る。バードウォッチングの場所もあってそこへも行ってみたが、早朝か夕方がいいということで諦める。お昼になった。なにを食べる? もう、カリー味はいらない。というわけで幹線道路で見かけたケンタッキー・フライド・チキンでチキンとバーガーを買った。さて、どこで食べる? というわけで海岸べりをうろうろ。海軍の監視小屋のある横から浜辺に出た。
            
 昼の日差しが暑い。丁度椰子の葉を葺いた屋根があって日陰になっていた。周囲には流れ着いたごみが重なっていた。座るところがないので立ったままコーラ、バーガー、チキンを食べた。 スリランカに来てまでこんな食べ方をするとは思わなかった。フライド・ポテトもあって、それを近寄ってきた野良犬に投げ与えた。カラスも横から盗んでいった。野良犬も痩せているしカラスも日本よりも小さい。カラスがどんどん増えてきた。ヒッチコックの映画「鳥」のようになる前に退散した。
            
 さて、あとはどうする。それが問題だった。Mrランガの提案は、Mrランガの親戚の家で時間待ちをするというものだった。賛成しかねないが、とりあえず行ってみることにした。
 そこは門構えの家で二階建てだった。今まで二階建てをあまり見なかったから珍しいと思った。この家の旦那は、イタリアで商売しているらしい。奥さんがスカイプで話している最中だった。
 Mrランガの案内でキッチンや二階へ上がり、スリラカ航空に乗務している若い女性を紹介してくれたが名前は忘れた。コーヒーをご馳走になりながら思いついたことを話した。早いが空港へ行って待っていると言った。Mrランガは、8時までここに居てもいいと言うが、とても退屈でしかも夕飯時になるし迷惑だと思い私の意志を通した。
 空港へは午後5時前に着いた。送ってくれたMrランガとスリランカに残る息子と別れ、あとは長い時間待ちだろうと思っていた。ところが意外と人の行き来があって退屈はしなかった。
            
 あの若い二人は新婚旅行だろうか。アラブの顔を隠した女性の顔が見たいなあとか。この若者の集団はどこへ行くのだろうとか。いと間もなく勝手にいろんな想像で時間は瞬く間に過ぎていった。
 ゲートの最終チェックは、靴を脱ぎベルトをはずしてやっとOKとなる。そして、ECONOMY ZONE F 62Cのボーディング・パスを見せて待合所の椅子にたどり着ける。ここはガラスで覆われていてもうどこへもいけない。スリランカ航空UL454便は、1時間遅れで離陸した。8月21日から11日振りの9月1日(土)、成田へも1時間遅れで午後1時に着陸した。(つづく)