杉並区の科学創意工夫展に出展されると、賞状とは別にメダルがもらえます。
Yは、小学1年生の時と2年生の時にも出展されたので、メダルは2個持っていました。
そのメダルには、偉人の肖像が彫られています。(まあ、正確には彫られている訳ではありませんけどね。)
2004年(第39回)のメダルの肖像は I.P.Pavlov でした。
そして、2005年(第40回)のは野口英世です。
今年、久々に出展されたので、4個目のメダルを(親の私が)期待していたのですが・・・その制度(メダルを配る?)は、無くなってしまったようです。 Yは賞状だけもらってきました。
ガックシ、残念!
ところで表題の4個目って?
もともと2個しか無いじゃん・・・という疑問はごもっともです。
いゃ~いい所に気がついてくれました。 (誰も突っ込んでませんって)
実は、私が小学3年生の時にもらったのが3個目(いやっ、1個目)なのです。
この、メダルは、私の宝物です。
(私のメダルは第13回のもので、肖像は LEONARDO DA VINCI です。)
親子二代に続いているイベントってすごいですよね。
で、今回は私がもらったときのエピソードなどを書こうかと・・・
小学3年生の夏休みに工作の宿題が出ました。 お題は「ゴムを使って走るクルマ」でした。
実は、これは図工の宿題だったらしく、図工の教科書に竹ヒゴとゴムを使った亀のような、模型の写真が掲載されていたのでした。
他の皆はそれを理解していたらしいのですが・・・私だけ、何故か?理解していませんでした。 ゴムを使って走るクルマ? ゴムが動力ならどんなものでも良いですか? と先生に質問したりして・・・思いついたのは、ゴム動力の飛行機のようにプロペラを回して進むクルマでした。 まあ、工作は得意な方だったので、そつなく作って夏休み明けに勇んで持って行きました。
そうしたら・・・皆が作ってきたのは、同じような形をしています。 そう、教科書に載っていたような亀のようなクルマでした。
私はあせりました・・・なんか、自分のだけ違う・・・「えっ~図工の教科書に載ってたの? ちゃんと教えてくれよ・・・」
つまり、クラスで(いや学年で)私だけが理解していなかったのです。
しかし、皆とは全然違う構造のクルマを先生は受け取って、みんなのと一緒に展示してくれました。
しかも、理科の先生が私の作品を見つけて、科学創意工夫展に推薦してくれたのでした。
(みんなとは発想が違うから・・・って)
出展の時の名前も勝手に付けてくれました。
「よく走るくるま」・・・今思うと、なんちゅうネーミングセンスでしょうかねぇ!
科学館に私の作品が展示されたときには、家族全員で見に行きましたよ。
と、いうことで、「災い転じて福となす」という感じで、もらった貴重なメダルです。
(何度も書きますが、私の宝物です。)