今回のお題は「競技進行停止」です。
3.6. Lack of Progress:
3.6.1. Lack of progress occurs if a robot is stuck or stopped at the same place for longer than 10 seconds.
3.6.2. If a robot loses the line or fails to appropriately negotiate a piece of debris, it must be returned to the start of the room (and in the process incur a 20-point penalty). If during the third attempt at a room there is a lack of progress, the team captain can choose to move the robot to the end of the room to continue onwards.
3.6.3. A team may elect to stop the round early if the lack of progress is caused by a faulty robot. The team will be awarded all points achieved thus far.
3.6. 競技進行停止
3.6.1. ロボットが同じ場所で10秒以上進めないか、停止してしまった場合には競技進行停止となります。
3.6.2. ロボットが線を外れるか、障害物の破片をうまく乗り越えられなければ、ロボットは部屋のスタート地点に戻されます。(そして20ポイントの減点となる。) 部屋の三回目の試みの途中で競技進行停止になった場合に、チームキャプテンはロボットを部屋の出口に移動するかを選択することができます。
3.6.3. チームキャプテンは、ロボットの故障によって競技進行停止になった場合に競技を終了させることができます。 チームには、それまでに獲得した全ての得点が与えられます。
こんな感じでしょうか?
これらは競技進行停止についての記述になります。
3.6.1.はロボットが進めなくなった場合ですね。 stuck と stop は、何がちがうのでしょうか? おそらく、stuck は、ロボットは動こうとしているのに進まない場合ですかねぇ。 例えば壁に向かって・・・ガガガっと進もうとしている・・・とか。 で、stop は、ロボットのモーターが止まってしまった場合・・・とか。
どちらにしろ、10秒間で判断されてしまいます。 これは、やっぱりヤワな壁への思いやりのルールですね。(笑)
そして、またまた難解なルールが出てきました・・・3.6.2.に、線を外れたら・・・黒線なんてそもそも無いだろ! と、一応突っ込んだところで・・・これはレスキューAのルールが残っていただけの間違いですね。 (そうですよね、きっと! 笑)
それとも、Path(経路)のことでしょうか? まあ良いか・・・で、その部分を無視するとして・・・
あぁ!判りました、 loses the line とは、単に3.6.1.の状態を言うのですね。
つまり、10秒間進まないか、障害物を越えられないと部屋のスタート地点に逆戻り・・・ということですね。 そして、1stトライ、2ndトライ、3rdトライでも競技進行停止になってしまった場合は
①やっぱり、ロボットを部屋のスタ-ト地点に戻す
②ロボットを部屋の出口に移動する。
のドチラかを選ぶことになります。 さあドッチ?
(既にこの時点で、競技進行停止を3回しているのでマイナス60点ですねぇ。)
さらに、2009年ルールでは、競技進行停止で入口に戻す作業をチームキャプテンが実施していました。 (つまり、チームキャプテンがロボットを持ち上げて移動していました。) しかし、2010年ルールでは「誰が」の部分が明確でなくなりました。 となると、やっぱり審判が持ち上げるのでしょうかねぇ。
3.6.3.は、途中で棄権することも出来ますよ! ということです。 あまりにもマイナス要因が多い+大きいので、タイミング良く棄権して得点を減らさないことも、チームのテクニックになるかもしれません。
(ロボカップジュニアは勝つため「ダケ」の競技じゃ無いのですけどね。)
しつこく確認ですが・・・
同じ動作を繰り返すと競技進行停止になりますよね。 部屋の入口から前の部屋に戻った場合は・・・やっぱり、競技進行停止でしょうね。