先日、関東ブロック大会でのレスキュールールを紹介しました。
もちろんローカルルールも含まれていました。
いくつかを紹介したいと思います。
競技進行停止
部屋の中の被災者以外の得点イベント(大きな障害物、ギャップ、減速バンプ)をこなせなかったり、黒線を外れたりして競技進行停止になると、部屋の入口に戻されます。
2009年ルールでは、同じ場所で連続して失敗したら、新しいスタート地点を選べました。
関東ブロック大会では、「連続して」でなくても、同じ地点で2回目の失敗であれば、新しいスタート地点を選べるようにしました。
ちなみに、部屋の入口に戻されるルールは、見ていて本当にまどろっこしいですね。
何度も戻されて、競技時間の8分間を使い切るチームが多いです。
競技開始
競技はチーム毎にあらかじめ決められた時刻があり、その予定にしたがって進めていきました。 練習・調整が2分間、競技時間が8分間の合計10分になります。
ただし、決められた時刻になっても競技開始ができない場合でも、時間の計測を開始しました。 (もし、8分間全く競技できない場合は、0点で8分の記録)
逆に、「調整はいりません。」というチームはそのまま、競技を開始しました。
レッドゾーン
レッドゾーンの扱いは、完全に関東ブロックのローカルルールだと思いますが・・・少なくとも私はこのロ-カルルールを指示します。
傾斜路の斜めの板にロボットが接地した時から、ロボットはレッドゾーンに入ったと判断します。 ロボットがレッドゾーンに入っている間は、ロボットがどのようになったとしても審判は競技進行停止を取りません。 たとえ、ロボットが壊れても、動かなくなっても、ひっくり返っても止めません・・・さすがに火を噴いたら止めると思いますけど(笑)
ショートカット
このショートカットというのも、もしかしたら日本独自のローカルルールなのかもしれません。
2009年ルールでは、被災者以外の得点イベントを抜かすと部屋の入口に戻すようですが、関東ブロック大会では、「競技進行停止のときにロボットを部屋の入口に戻す」にしていました。 ショートカットは競技進行停止にならないという解釈で、たとえ障害物を飛ばそうとも、そのまま継続していました。
被災者の発見
最後が、被災者の発見です。
国際ルールのFAQにあるように、ロボット(の一部でも)が被災者に重なっている場合には「被災者発見」として得点になりました。
で、ちょっと進んでは誤発見を繰り返すロボットがありましたが・・・たまたまそのロボットのルート場に被災者がいて、(本当は発見していないのに)「被災者発見」となるケースが何回かありました。