続きです。
Q9. 被災者(缶)を置く場所は全ての競技者で同じですか?
A9. いいえ、置く場所は毎回変えます。被災者(缶)はスタート直前に、審判によって赤いゾーンに置かれます。
被災者を探索して発見してください。被災者(缶)の場所を覚えて、救助するロボットを排除するためです。
勝手な解釈: 缶(被災者)を置く場所を毎回変える・・・これで競技毎に(チーム毎に)公平性を保てるのでしょうか? ちょっと心配です。 また、缶を置く(置ける)位置についての説明も全くありません。 「壁から10cmは離すこと」とかしなくて良いのでしょうか。
とは言え、毎回同じ場所に置くのでは、確かに決め撃ちで(被災者を探さずに)被災者を見つけるチームも出そうですね。
まあ、競技者にとって公平な運営になるようにお願いしますよ。
Q10. 避難場所は何処に置かれますか?
A10. 2階の部屋の入口を除いた3ヶ所の角のいずれかに置きます。
避難場所の場所は、同じラウンドのあいだは変更しません。
勝手な解釈: こちらは、競技毎(チーム毎)には変更せず、ラウンド毎に変更するということですね。 昨年のジャパンオープン大阪2009でもラウンド毎にコースを変えましたが、チーム毎に公平だったかというと・・・疑問が残ります。 「競技順をくじ引きにしたのだから公平だ」と言われちゃうと何も言えませんけどね。
Q11. PSD センサー(光位置センサー)を使いたいのですが、壁は透明板から変更されたでしょうか?
A11. レスキューAでは、壁の素材、色は規定されていません。 透明板の場合もあります。
勝手な解釈: PSDセンサーって、赤外線を使った測距センサーのことですね。 これは透明な壁ではダメってことでしょうか? だとすると、東東京ノードとかでは役に立たないですね。
もともと壁の素材や色って規定されていましたっけ? この問いの答えのように、色や素材は規定されていないので、使えなくても文句は言えないです。
でも、今度は壁の反射率が問題になりそうですね。
被災者がアルミフォイルを巻いた缶なので、光の反射を検出して、被災者を探すことになると思うのですが・・・もし、反射率の高い素材が壁材に使われていたら・・・被災者との区別が付くのでしょうかねぇ。
Q12. コース用のタイルのデザインは決まっていますか?
A12. ルールで決められたデザインはありません。大会主催者が作成したものを使用します。
他の大会で使用したサンプルはありますが、同じものが使用される保証はありません。
勝手な解釈: コースはこれまでと同様、毎回オリジナルに変更・・・と考えた方がよさそうですね。
Q13. 進行の停止で、持ち上げペナルティを受けた時、その部屋で獲得した障害物などの得点はクリアされますか?
A13. クリアされません。 同じ課題を2回以上成功しても1回分しか得点にはなりません。
勝手な解釈: 競技進行の停止のペナルティで入口に戻されても、それまでに獲得した得点はクリアされません。(これまでと同様ですね。) また、同じ課題を2回以上クリアしても2回目以降は追加の点数になりません。 まあ、当たり前ですね。
Q14. 車体の大きさに制限はありますか?変形してもよいですか?
A14. スタート時にスタート台の面積(30cm×30cm)に安定して置ける大きさであればよいです。 ただし、最初の部屋の入口にかかってはいけません。
スタート後にロボットが変形してもよいですし、変形後の大きさに制限はありません。
ただし、部屋の出入り口は25cm×25cm です。
勝手な解釈: 2010年ルールではロボットの大きさの規定は無いのかと思っていましたが、スタート台(30cm×30cm)に置ける大きさ(収まる大きさ)という制限があるのですね。(高さに制限なし) ただ、スタート後に変形しても良いということなので、かわロボみたいに、ロボットを立てておいて、スタートと共に倒れて動き出す・・・は有りみたいです。 まあ、大きなロボットは身動きができなくて困るだけですけど・・・。
上のA14は、「最初の部屋の入口にかかってはいけません」とありますが、2010年ルールからは最初の部屋の中のタイルからスタートするのではありませんでしたっけ?
Q15. 調整に時間が掛かり、スタート時間を過ぎてもスタート出来ない場合は失格ですか?
A15. いいえ、失格にはなりませんが、時間計測は開始されます。
勝手な解釈: あらかじめ決められたスタート時刻には計測を開始します。 8分間、何もしないと記録としては、「得点0点、時間8分」になるってことですね。 それとも、競技が進行していないのだから、20秒毎に競技進行停止のペナルティですか。 後者のほうが正しいような気がします。
あと一つありますが、Q16は別に記事にします。
と、いうことで、続く!