Re: The history of "M&Y"

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Rescue-A rules 2013 3.4. Scoring: ...part2

2013-02-16 | Rescue Rules 2013

今回のお題は「得点」の続きです。


3.4.11 Points available for successfully completing a tile that has an intersection. 10 pts per direction through intersection tile

3.4.12 Each gap, obstacle, speed bump and intersection tile can only be scored once per direction through the room, not each attempt through the room.

3.4.13 Successful rescue of a victim: Robots are also awarded points for successfully rescuing victims. A successful victim rescue occurs when the victim is moved to the evacuation zone (it needs to be completely inside of the evacuation zone for Primary/free-standing for Secondary), in its original upright orientation, and no part of the robot is in contact with the victim (see figures below). Team captains may declare either a "Lack of Progress" or "End of Round" when a failed attempt at a victim rescue occurs (see 3.5).
Points available for a successful rescue:
(1st
Attempt) = 60 pts
(2nd
Attempt) = 40 pts
(3rd
Attempt) = 20 pts
*No points scored for rescue attempts beyond the third attempt.

3.4.14 Secondary Division Only - Additional Points for lifting the victim:
(Lifted victim, with no part of the victim touching the floor) = 20 pts

3.4.15 Ties in scoring will be resolved on the basis of the time taken by each robot (or team of robots) to complete the course (this includes calibration time).

3.4.16 Check RoboCupJunior official website for a score sheet template.


3.4.11 交差点があるタイルを正しく抜けることができら、 一つの方向に付き10点の得点になります。

3.4.12 各々の切れ目、障害物、スピードバンプと交差点は、一つの方向につき得点は一回だけです。

3.4.13 被災者の救助:ロボットが被災者を救出することができたら得点になります。 被災者避難場所に運び入れ、上下方向を正しく、ロボットの支え無しに入れる(プライマリは完全に入れる、セカンダリは自立させる)ことができたら、救出成功になります。(下の図参照) 被災者の救出に失敗した場合は、チームキャプテンは競技進行停止を宣言して再度挑戦するか、競技終了にします。

救助が成功したら、1回目は60点、2回目は40点、3回目は20点の得点になります。

3.4.14 セカンダリの競技のみ、被災者を持ち上げたら得点になります。

被災者を持ち上げて、被災者が完全に床から離れたら20点の得点になります。

3.4.15 同点の場合には、それぞれのロボットがコースを完了するまでの(調整時間も含む)競技時間によって勝敗を決めます。

3.4.16 得点記録票は RCJ Community Forum を確認してください。


こんな感じでしょうかねぇ。


得点の章は16項目になりました。

増えましたねぇ。

項目としては、「交差点」が増えただけなのですが、その影響はかなり大きいです。

まず、3.4.11 で、交差点を正しく進むことができたら、一方向に付き10点の得点になります。 「一方向に付き」というのは、交差点は、何度も通る可能性があるからです。 交差点は別の方向から来て、うまく抜けることができれば、さらに10点の得点になります。

3.4.12 は、これまでのルールを一箇所にまとめたものです。 切れ目や障害物の回避、スピードバンプなど、一回得点したものは、(競技進行停止で戻って、再び成功しても)得点は追加されません。 さらに・・・「一つの方向に付き」という条件が加わりました。 つまり、同じ障害物であっても、片方から進んで成功すれば10点、逆方向から進んで来て成功すれば、さらに10点の得点になります。


Rescue272


例えば、こんな経路が設定されたモジュールがあるとすると

入口から入ったロボットは、切れ目、スピードバンプを抜け、交差点で右折して、障害物を回避して、切れ目を抜け、再び交差点で今度は直進して、スピードバンプ、切れ目を逆走して入口(=出口)に戻ります。

この時に、切れ目(10点)+スピードバンプ(5点)+交差点(10点)+障害物(10点)+切れ目(10点)+交差点(10点)+スピードバンプ(5点)+切れ目(10点)となり、さらに部屋得点が加算されることになります。

3.4.13 3.4.14 は、被災者の救出についての得点で、2012年ルールからの変更はありません。

でも・・・できれば、被災者の得点をもっと大きくしてもらいたかったです。

被災者を発見するための機能、被災者を運ぶための機能を持たないチームが結構あります。 そして(ノード大会では)そのようなチームの方が高得点を出す場合が多いです。 ちゃんと被災者を救助する努力をしてきたチームに報いるようなルールになって欲しいものです。

3.4.15 は、同点の場合は時間の短い方が勝ち・・・ということです。 が・・・これは、あんまり意味を成しません。 

被災者を救助して競技が終了した場合は、その時間が記録され、同点の場合は、その時間(救助成功までの時間)が短い方が勝ちになります。 しかし、救助が成功しなかった場合(日本での、いわゆるリタイア)は、記録は8分になります。 この、「8分になる」は、ルールのどこにも書かれていません。 

なんで、8分なの? 

そして、なんで8分というのが全国的に知れ渡っているの? 

謎です。(笑)

私は、普通に、リタイアした時間をそのまま記録して、同点なら記録した時間で優劣を決めれば良いと考えます。

1分でリタイアしたチームと7分でリタイヤしたチームが、どちらも10点なら、1分でリタイアしたチームの勝ち! (と、私は考えるのですが・・・)

3.4.16 は、いろいろと新しい情報が掲載されるので、フォーラムも見なさい、ということです。 

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Rescue-A rules 2013 3.4. Scoring:

2013-02-16 | Rescue Rules 2013

今回のお題は「得点」です。


3.4.1 Robots are awarded points for successfully negotiating rooms, hallways, ramps and each hazard (gaps in the line, speed bump, intersections and obstacles).
3.4.2 Successfully negotiating is defined as entering through one doorway, completely following the line,negotiating all line gaps, intersections, speed bumps, obstacles, and exiting through a doorway without human interaction.
3.4.3 Failed attempts at negotiating elements of the arena are defined as “Lack of Progress” (see 3.5).
3.4.4 Points available for successfully negotiating rooms:
(1st
Attempt) = 60 pts
(2nd
Attempt) = 40 pts
(3rd
Attempt)= 20 pts
3.4.5 Points available for successfully negotiating hallways and ramps:
(1st
Attempt) = 30 pts
(2nd
Attempt) = 20 pts
(3rd
Attempt) = 10 pts
3.4.6 If intersections are used, the path may go to the opposite direction through a room/hallway/ramp (going back to the path that a robot already took). The points will be awarded as if it was a new room/hallway/ramp.
3.4.7 There is no points available for negotiating rooms/hallways/ramps beyond the evacuation attempt in each direction (see 3.5.6).
3.4.8 Points available for successfully negotiating each gap in the black line. 10 pts per gap

3.4.9 Points available for successfully avoiding each obstacle blocking the black line. 10 pts per obstacle

3.4.10 Points available for successfully completing a tile that has speedbumps. 5 pts per speedbump tile


3.4.1 ロボットが部屋、廊下、傾斜路や様々な障害(黒線の切れ目、スピードバンプ、交差点、障害物)をうまく抜けることができたら得点になります。

3.4.2 入口から入って、黒線に沿って進み、人間の手を介さずに、全ての黒線の切れ目、スピードバンプ、交差点、障害物に惑わされずに出口から出ることができたら、部屋をうまく抜けることができたことになります。

3.4.3 コースの中の様々な要因によって、うまく抜けることができないときには、競技進行停止(3.5章参照)になります。

3.4.4 部屋をうまく抜けることができたら、1回目は60点、2回目は40点、3回目は20点の得点になります。 

3.4.5 廊下や傾斜路をうまく抜けることができたら、1回目は30点、2回目は20点、3回目は10点の得点になります。

3.4.6 交差点が設置された場合に、経路は部屋/廊下/傾斜路(ロボットが既に通過した経路に戻って)をこれまでとは反対方向に進むかもしれません。 そのような時には、それらが別の部屋/廊下/傾斜路として扱い、新たに得点となります。

3.4.7 各々の方向について決められた回数(3.5.6を参照)を越えて部屋/廊下/傾斜路をうまく抜けることができても、得点はありません。

3.4.8 黒線の切れ目をうまく抜けることができたら、10点の得点になります。

3.4.9 黒線の上に置かれた障害物をうまく回避することができたら、10点の得点になります。

3.4.10 スピードバンプが設置されたタイルをうまく抜けることができたら、5点の得点になります。


こんな感じでしょうかねぇ。


長いので、一旦切ります。

得点の部分は、変わっていないようで・・・大きな変更があります。

「交差点」が入ったことで、これまでの常識が常識でなくなってきました。

まず、3.4.1 は、得点の基本的なことですが、ここに「交差点」が入りました。

そして、3.4.2 にも「交差点」が入りました。

これまで・・・部屋は、通過するものでした。 通常、部屋には2つの出入口があり、ロボットは部屋の入口から入って、出口から出ました。 入口から入って、(人の手を介さずに)出口から出ることができたら部屋得点でした。

しかし、今回のルールで追加された「交差点」を使うことで、出入口が1つの部屋になる可能性が出てきました。 つまり、部屋には出入口が1つしかなく、ロボットは出入口から入って、部屋の中のコースを一回りして、同じ出入口から出ることで部屋得点を得るようになります。

3.4.3 の表現は変更がありません。 しかし、上の交差点の出現で、競技進行停止の考え方が、結構複雑になりますねぇ。

3.4.4 3.4.5 も変更はありません。 部屋得点は60点、40点、20点で、傾斜路や廊下の得点は半分の30点、20点、10点です。

3.4.6 新しいルールとして「交差点」が追加されました。 この交差点が設置することで、これまでの一方通行だった競技コースが(一部)双方向になり、これまでと逆方向に進む(戻る)ことが想定されているようです。 

これにより、これまでは上りの一方通行だった傾斜路を下ることがあるかもしれません。

交差点が設置される場合は、こんな感じになるようです。


Rescue270


もし、交差点が三叉路なら、進んで来た経路を戻ることになります。 そうすると、これまで得点してきたイベントも逆方向からもう一度熱のイベントとして挑戦することになり、成功すると(新たに)得点になる・・・ということでしょうね。


Rescue271


交差点をいくつか組み合わせると、こんな経路も有りますね。

で・・・この 3.4.6では、1回通過した部屋でも、もう1回逆方向から、通過する場合は、別の部屋とみなして新たに得点対象になるということです。

3.4.7 は、部屋や傾斜路、廊下で、競技進行停止を3回すると(次は4回目の挑戦になります)その後に、うまく部屋(モジュール)を抜けても得点はありません。 これも2012年ルールと変わりません。

3.4.8 は切れ目(ギャップ)、3.4.9 は障害物、3.4.10 はスピードバンプの得点の説明ですが・・・2012年ルールからの変更はありません。

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