今回のお題は「レスキューキット」です。
1.6 Rescue Kits
1.6.1 A rescue kit represents a basic health package distributed to a victim caught in a natural disaster. It symbolizes tools, medical supplies or devices used in the rescue process, such as GPS transponders or even something as simple as a light source.
1.6.2 A rescue kit should preferably contain a lit-up LED, but could contain other electronics, weights or magnets.
1.6.3 Each rescue kit must have a minimum volume of 1 cm³.
1.6.4 A robot can only carry a maximum number of 12 rescue kits.
1.6.5 Some sample instructions for creating the lit-up rescue kit will be provided on the RoboCup Junior Website.
1.6.6 Each team is responsible for their own rescue kit system, including bringing the rescue kits to the competition. The team captain is responsible for loading the rescue kits onto their robot and clearing the field with the referee’s/judge’s authorization after the end of the run.
1.6 レスキューキット
1.6.1 レスキューキットは、自然災害の被災者に配布する基本的な医療パッケージに当たるもので、救出プロセスで使用される、GPSの通信装置や懐中電灯のような、ツールや医療品、装置を表します。
1.6.2 レスキューキットは、光るLEDを含むことが望まれますが、他の電気的な装置、錘(おもり)や磁石を含むことができます。
1.6.3 各々のレスキューキットは、最低1cm3の容量です。
1.6.4 ロボットには、レスキューキットを最大12個まで搭載することができます。
1.6.5 光るレスキューキットを作成するための製作例を、ロボカップジュニアのWEBサイトに掲載します。
1.6.6 各々のチームは、レスキューキットを開発し、競技会に持ってくることを含めて、責任があります。 チームキャプテンは彼らのロボットに自分達のレスキューキットを搭載して競技をします。 また、競技の後に、審判に競技終了を確認してから、フィ-ルドに散らばったレスキューキットを回収します。
こんな感じでしょうかねぇ。
ほとんど赤いところがないので、細かい修正は有るものの、ルール的な変更は無い、ということです。
レスキューキットがル-ルに組み込まれた直後には、レスキューキットを搭載しないロボットもありましたが・・・最近は、ほとんどのチームが装備しています。もう装備しないと勝てないから・・・
1.6.2には、相変わらず「レスキューキットを光らせる」とありますが・・・これは、TCの趣味だと思われます。(笑) でも、その趣味に付き合うチームが意外と多いので驚きです。ですが・・・必ずしも光らせる必要はありません。(きっぱり)
1.6.3は、レスキューキットの最小の容量を規定していますが・・・実際に計測しているのは見たことがありません。花鳥風月のレスキューキットはサイコロだったので一目瞭然ですが・・・LEGOの部品などを流用する場合・・・外寸では最低容量を満たしていると思いますが、実際の容積では満たしていないと思われる場合があります。(LEGOのブロックは中空だから) まあ、それでも容量で注意されたのは聞いたことがありません。
1.6.4は、レスキューキットの最大搭載数です。これは変わらず12個です。これまで、世界大会ではそれほど多くの被災者を設置していなかったので、12個もあれば余裕でした。1人に2個配ることもできたかも・・・しかし、今回のルールで、レスキューキットの配布を無駄にできなくなりましたね。(もともと無駄に配ってはダメですが)
12個しか搭載できないレスキューキットを大切にしましょう。
同じ被災者(配布済の被災者)に再配布しないことが大切なのですが・・・これが結構難しいのか、1人の被災者に何個も配っている姿を見ます。(M&Y語録:無駄撃ち)
ちなみに・・・ジャパンオープンでは結構沢山の被災者が配置されました。2014年には10個(10人)の被災者が配置されました。全員にレスキューキットが行き届くように無駄撃ちをしないようにしましょう。(笑)
1.6.6には、レスキューキットを(設計&製作と)持って来ることはチームの責任だと書かれているので、レスキューキットが無いと競技に出られない、のかと言うと、そういう訳ではありません。しかし、レスキューキットがなければ高得点を出すことができません。特に世界大会では、満点を出すチームがありますので・・・
まあ、このレスキューキット・・・1.6.1に書かれているとおり、被災者の命をつなぐモノなので・・・きちんと配布ができて得点した時は(見ている方も)気分が良いです。
がんばれ Rescue Maze ロボット!