今回のお題は「床」です。
1.2 Floor
1.2.1 The floor is white in color. The floor may be either smooth or textured (like linoleum or carpet), and may have steps of up to 3 mm height in between tiles. Due to the nature of the tiles, there may be a step and/or gap in the construction of the arena. These are not intentional and will be minimized as much as possible by the organizers.
1.2.2 Competitors should be aware that tiles may be mounted on thick backing or raised off the ground, which may make it difficult to get back on a tile where the robot comes off the course. No provision will be made to assist robots that drive off of a tile to get back onto the tile.
1.2.3 Tiles will be used as ramps to allow the robots to “climb” up to and down from different levels. Ramps will not exceed an incline of 25 degrees from the horizontal.
1.2.4 Robots must be designed so that they can navigate under tiles that form bridges over other tiles. The minimum height (space between the floor and the ceiling) will be 25 cm.
1.2 床
1.2.1 床は白っぽい色です。(リノリュームやカーペットのように)床は滑らかな場合も、滑らかでない場合もあります。接続部分には最高3mmの段差があります。タイルの種類によっては、段差や隙間ができてしまうかもしれません。競技会の運営者はできるかぎりそれらを無くすように努力をします。
1.2.2 競技者は以下のことに注意する必要があります。競技会に於いてタイルが厚い板の上に置かれたり、地面から持ち上げられていることがあります。そうすると一旦ロボットがコースを外れると、コースへの復帰が難しくなります。しかし、タイルから外れて場合でもロボットは自力でタイル上のコースへ復帰しなければなりません。
1.2.3 高さの異なるタイルにロボットが上ったり、下ったりするためにタイルは傾斜路として使われます。傾斜路の最大斜度は25度です。
1.2.4 コースが他のタイルの下に置かれた場合でも、ロボットはタイルに沿って進めるように、設計する必要があります。床と天井の間は最低25cmの高さが確保されます。
こんな感じでしょうかねぇ。
ここも変更無しですね。
1.2.1は、相変わらず、床の状態(ツルツルなのかざらざらなのかなど)は規定していません。でも・・・砂を撒くのは勘弁して欲しい・・・(笑) 一応、色は「白っぽい」と規定されています。黒線との明度の差をはっきりさせるためでしょう。接続分部には、隙間や段差があるかもしれませんが・・・もしそれが大きい場合は、運営者がテープでふさぐなどします。(逆に多少の隙間や段差では影響のないロボットにしてください。)
1.2.2は、フィールドを設置する場所です。日本での競技会では床の上にそのままタイルを並べるのが普通です。でも世界大会では、台の上にタイルを並べます。(2017年の大会がどのようにするかは知りませんが) そうすると・・・線を外れたロボットが床に落ちるかもしれませんので、ご注意ください! ということです。
ルール上は、黒線を外れたロボットがタイルから出たとしても、(それだけで)競技進行停止になる訳ではありません。一旦タイルから出たとしても(何らかの方法で)戻って黒線に復帰すれば、競技が継続されます。でも、まあ、普通はタイルを外れたら(フォールドから出てしまったら)戻れませんよね・・・そういう時は然るべき処置を取ってください。(笑)
1.2.3は、傾斜路についてです。高さの異なるタイルを傾斜路で接続します。傾斜路も、持ち上げられたタイルも、普通は壁がないので、ロボットが線を外れて落ちないようにしましょう。これも、落ちそうな時には至急に然るべき処置をしてください。
1.2.4は、いわゆる立体交差です。世界大会のOCはこれが大好きです。橋の上は普通ですが、橋の下の通路は暗くて狭いです。それでもちゃんとロボットが進めるようにしましょう。橋の下の通路は、高さ25cmを確保します、ということです。