都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

復興構想会議はなんだろう:数字と効果で判断できる実務者の会議を

2011-04-09 06:28:25 | 都市計画

久々におっくうになった。政府の構想のようなビッグネームをそろえて東北の復興がなるか。アイデアや考え方よりも、まずは冷静数値判断が先ずはあるべきだ。被害、原因、要因の情報と分析によるデータ収集だ。<o:p></o:p>

 モデルとなった「阪神・淡路復興委員会」でも、ハード(都市基盤)の整備は進んだが、ソフト(産業)は移転や縮小になり、住宅開発のみ進んで、タワーマンションの林立を生んだ。そのため、都市景観は変化し、阪神間は住宅が産業となってしまった。未だに、神戸市のGDPは震災前に比べ約15%低下している。(逆にオフィス空室率は15%に上がっている)<o:p></o:p>

 復興は産業(雇用)、人口(住宅)、街のアメニティ(景観・利便性)、安全性の観点だろう。その中でも、産業の復興をどうするか、つまりは都市産業のエンジンと、拠点配置、ネットワークを考えるのが要点だ。そのエンジンの出力で、人口が決まる。決して、「前と同じ」で良いとは思えない。特に漁港も、日本各地にあるコンテナバース整備のように、海外の競合港の水準に達しないものを、各地に作る様なことを繰り返したくないものだ。(この状況は空港も同じだ、神戸空港などは一番分りやすい)<o:p></o:p>

 太平洋側の漁業がどうあるべきかをまず考えるのが良いと思う。そのためには前述のデータが重要だ。<o:p></o:p>

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街だけが綺麗になって安全になっても、産業がないと活性化はない<o:p></o:p>

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コメント
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