就職してから15年は開発を担当した。イケイケから調整まで色々だが作れば需要はあるというサプライ・サイドだった。(海遊館はそのうちの誇りだ)その後の15年は開発もあったが、いかに、現在持つ「資産」を活用しテナントや利用者からの収益を確保するデマンド・サイドだ。<o:p></o:p>
最近は、開発したものをいかに再生するかが面白い。コミュニティ、パブリック(行政)を巻き込んで、いかにプライベート(企業)が行動し、地元(コミュニティ)も巻き込んで地域の活性化につなげる時期だ。つまりは、まちづくりというコミュニティ・パブリック主導の小規模・参加・変容の路面展開がある一方、プライベートの持つ大箱の都市施設のあり方(デパートなど)を考える時期だ。<o:p></o:p>
都心の大型複合開発はかつて優位性があった。アトリウムなどの空間演出、用途の複合による賑わい、規模のクリティカル・マス確保からの集客力の発揮があった。いまや、路面型の小規模、建替え前提の郊外大型SC(ショッピング・センター)に変わっている。その反面に複合施設は転用に費用がかかり、変化への対応が難しい。つまりは、時代に対して変化・順応する建築や建物改修・用途転用がこれからのありかただ。つまりは、デマンド・サイドの開発だ。<o:p></o:p>
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ぴかぴかを開発するより、地道に施設を改良する時代だ。<o:p></o:p>
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