都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都の学生比率は東京の1.5倍だった:京都の産業と展開のエンジンだ

2013-10-10 07:37:04 | 都市評価
 東京の友人と二条の赤垣屋で一献傾けていた際、京都では居酒屋に「ネクタイ率が低い(サラリーマンが少ない、しかし白足袋族など独自の業種がある)」のと「学生と先生が多い」という話になった。
 データを調査するとお誂え向きのを見つけた( http://www.city.kyoto.jp/sogo/toukei/Publish/Monthly/Topics/201008-01.pdf )
 京都市は37大学、大学・短大学生数13.9万人、学生比率9.5%だ。東京区部の数値は128大学、50.2万人、5.7%であり学生数は多いが、サラリーマン人口(ネクタイ比率が高い)ためか学生比率は低い。
 大阪市の学生比率は1.2%で政令指定都市の中で一番低い。工場等制限法で追い出しをかけてしまったからだろうか。逆に多いのが福岡市5.3%、仙台市4.8%、神戸市4.6%、だ。街に緑や特色があり学生時代を過ごすには好適な都市だ。

 それにしても京都は突出した学生比率だ。関連の学生マンション、飲食店、研究機関など一大産業と考えられる。例えば、学費と生活費などで1.5百万円/年( http://www.dai-gaku.org/heikin_seikatuhi/ )としても、13.9万人なら2,000億円/年のGDPとなる。京都市のGDPは6兆円であり、そのうちの3.5%に相当する。

 学生のおかげで京都の文化やお手頃食堂がある。全体に「いか京」はじめおとなしい感じがするのは、東京の学生が集まる新宿や渋谷など大きな繁華街がないからだろうか。そのかわり、風景・自然が素晴らしい


コメント
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