この夏は暑かったためか、塩っぱいラーメンが多かった。
若い頃、ラーメンは旨みの強い濁った豚骨が好きで、徳島、和歌山、岡山など豚醤油、博多や熊本の白湯が好みであった。
70年後半に東京に出てからは豚骨白湯ニンニク味塩味で固い麺の新宿の桂花にはまり、近くにあった東京あっさり系の代田橋大勝軒(安い)や代一元(餃子とニラレバが美味い)などは物足りなく、徳島ラーメン(90年後半ブーム)でも欲しいと思ったものだ。当時はラーメン情報が少なかった。秋葉原の石丸電気(今は無い、「石丸電気は秋葉原」だった)でレコード(CDではありません、回るビニールです)を数枚買ったあと、歩いて神保町のさぶちゃんの半ちゃんラーメンが楽しみだった。笹塚経由で下北沢に走った江戸っ子ラーメン(キムチ入り)や代田橋大勝軒(最近閉店)、高田馬場の河童軒(雨の日は割引)、えぞ菊(本店は閉店、前は木造)など青春はラーメンだった。(当時、高田馬場の太陽神戸銀行の横で奥まった中華料理屋の肉野菜炒が旨かった、付け合せのスープがちょっとすっぱかった)
80年代就職して大阪になってからは出張が多く、博多ラーメン、広島ラーメン、札幌、旭川ラーメンはじめ脂っこいのを食べ歩いた。大阪では揚子江の塩ラーメンに驚き、京都なら濁り系こってり大盛りの日本一と老舗の鶏と背脂のますたにが多かった。
90年代に再び東京移った頃は、96年のくじら軒、武蔵、青葉以降のブームがあった。この頃は横浜の家系、池袋大勝軒や、その派生のごとう、展開のべんてんもありこってりとあっさり両面になった。車で子供とも食べ歩いた。
2000年代、京都のラーメンを食べ歩くが、東京ラーメン(閉店400円)、珍元(450円)、新進亭(二条店閉店650円位)というお値打ちあっさり系が好みに変化した。
近年は無化調系の高倉二条、すがり、伊佐夫、担担麺では煌庵と大鵬をひいきにしている。東京では、べんてんが多いが、ときどきは永福町大勝軒系や丸長系に訪れる。うどん屋の中華そばもお気に入りで食べ歩く。岡北(岡崎)が頂点で、いとう も素晴らしい。
2010年代は、いよいよあっさり昔風の東京ラーメンが好きになり、大阪ではあびこの閃、福島のラーメン人生JET、豊中の麺やマルショウ(日向ラーメン)、堺筋本町 はなぶさ、天六のストライク軒(のストレート) など醤油あっさり系が好みだ。大阪で東京風ラーメンというのが面白い。
年齢とともに脂・白濁系から脂なし(または浮かべ)澄んだ醤油の嗜好となっている。最近のラーメンは独自のヌーベル・ラーメン(企画ものも多い)、塩味や半生チャーシュなど、そして無化調であっさりで高いか、脂と大盛りでジャンク味で安いかの三極化も感じる、なかなか中庸でひっそり美味しいのが少ない。流行の半生チャーシューやぼそぼそ麺、複合だが甲殻類が生臭いスープはどうかと思う
うどん屋のラーメンと東京古典ラーメンはなぜかお味に共通な軸がある
若い頃、ラーメンは旨みの強い濁った豚骨が好きで、徳島、和歌山、岡山など豚醤油、博多や熊本の白湯が好みであった。
70年後半に東京に出てからは豚骨白湯ニンニク味塩味で固い麺の新宿の桂花にはまり、近くにあった東京あっさり系の代田橋大勝軒(安い)や代一元(餃子とニラレバが美味い)などは物足りなく、徳島ラーメン(90年後半ブーム)でも欲しいと思ったものだ。当時はラーメン情報が少なかった。秋葉原の石丸電気(今は無い、「石丸電気は秋葉原」だった)でレコード(CDではありません、回るビニールです)を数枚買ったあと、歩いて神保町のさぶちゃんの半ちゃんラーメンが楽しみだった。笹塚経由で下北沢に走った江戸っ子ラーメン(キムチ入り)や代田橋大勝軒(最近閉店)、高田馬場の河童軒(雨の日は割引)、えぞ菊(本店は閉店、前は木造)など青春はラーメンだった。(当時、高田馬場の太陽神戸銀行の横で奥まった中華料理屋の肉野菜炒が旨かった、付け合せのスープがちょっとすっぱかった)
80年代就職して大阪になってからは出張が多く、博多ラーメン、広島ラーメン、札幌、旭川ラーメンはじめ脂っこいのを食べ歩いた。大阪では揚子江の塩ラーメンに驚き、京都なら濁り系こってり大盛りの日本一と老舗の鶏と背脂のますたにが多かった。
90年代に再び東京移った頃は、96年のくじら軒、武蔵、青葉以降のブームがあった。この頃は横浜の家系、池袋大勝軒や、その派生のごとう、展開のべんてんもありこってりとあっさり両面になった。車で子供とも食べ歩いた。
2000年代、京都のラーメンを食べ歩くが、東京ラーメン(閉店400円)、珍元(450円)、新進亭(二条店閉店650円位)というお値打ちあっさり系が好みに変化した。
近年は無化調系の高倉二条、すがり、伊佐夫、担担麺では煌庵と大鵬をひいきにしている。東京では、べんてんが多いが、ときどきは永福町大勝軒系や丸長系に訪れる。うどん屋の中華そばもお気に入りで食べ歩く。岡北(岡崎)が頂点で、いとう も素晴らしい。
2010年代は、いよいよあっさり昔風の東京ラーメンが好きになり、大阪ではあびこの閃、福島のラーメン人生JET、豊中の麺やマルショウ(日向ラーメン)、堺筋本町 はなぶさ、天六のストライク軒(のストレート) など醤油あっさり系が好みだ。大阪で東京風ラーメンというのが面白い。
年齢とともに脂・白濁系から脂なし(または浮かべ)澄んだ醤油の嗜好となっている。最近のラーメンは独自のヌーベル・ラーメン(企画ものも多い)、塩味や半生チャーシュなど、そして無化調であっさりで高いか、脂と大盛りでジャンク味で安いかの三極化も感じる、なかなか中庸でひっそり美味しいのが少ない。流行の半生チャーシューやぼそぼそ麺、複合だが甲殻類が生臭いスープはどうかと思う
うどん屋のラーメンと東京古典ラーメンはなぜかお味に共通な軸がある