あけましておめでとうございます。
本年もこのブログをどうぞ宜しくお願い致します。コメントも頂けると幸いです。
去年は何かと忙しいまま、今年で還暦、今後をどうするかを考えてもいます。
円高株高傾向だよりの日本経済で成長と実感無き景気のなかでの株高とホテルや億ションとタワー・マンション開発人気が続くが売れ残りも出始める。課題は低成長を低金利で補完しようとしたが失敗、「格差拡大」、「閉塞感」を受けた「政策の転換」からの課題は
①量的緩和とマイナス金利の失敗、低金利合戦の終焉と需要喚起政策への転換
②アメリカでの低利ローンの横行と信用崩壊懸念(サブ・プライムと同じ危機の再燃)から適度な利上げへ
③閉塞感と格差拡大からのポピュリズム政治の台頭と民族主義(Brexit ,トランプ当選、格差起因の政治問題(韓国の大統領汚職と財閥)
賃金上昇、雇用、格差是正のゼロサム・ゲームのもと、社内留保の還元、派遣の賃金是正、税制改革(特に金融と資産課税)に移る政策があろう。但し、製造業の賃金の底上げなど業種格差もある。
景気のピークの後に控える、不動産投資バブルによるクラッシュの懸念(株価低下でも儲かる投資はある)がある。もしクラッシュならリスク上昇による金利上昇、株価底割、起因国と関連の通貨の低下(中国、アメリカなど) 空売り、オプション、CDSなどで投資銀行(の一部門)は儲かる。リスクヘッジが得策だ。しかし債権は最も危険な投資で最低金利(10年で0.1%程度)も金利上昇で元本低下、金利上昇レースの危険性がある。
今年は、投資は引上げ、じっと待つスタンスに変更するつもりだ。
政策としては、世界的に財政悪化や再建のため協調が増える外交となろう。しかし、エリアとして内紛は継続する。国家として財政と景気対策の綱渡りも継続する。
我が国では、需要喚起のための「同一労働同一賃金」で実質賃上げによる需要回復(派遣の行過ぎ是正なら正社員増加が分り易いが、今までの政策逆行を避けたいのだろう)と生産性拡大に向けたR&D投資の活性化とモラル監視(阪大の建築構造研究汚職など)が両輪となろう。
当方の今年の都市計画での目標は、需要側のコンサルとしてリーシング手法などまとめを完成させたい。またJUDIで「大阪のオフィスセンター2.5」をとりまとめ、大阪での開発の減少と賃料の低迷を経済学・社会学の見地で分析するつもりだ。相方は、黄表紙と同じく山口さんで、お近くにもなり年明けからやろうと思っている。
今年は休日も残っており、阿波踊り参加や祖谷の秘湯なども巡ってみたい。できれば、ウイーン・フィルも聴きに行きたいものだ。
今年も忙しくなりそうだ