久々に、チャイコフスキーのバレー音楽でも聴くかとDGのカラヤンとベルリン・フィルを聴く。Dynaudio Focus 340で聴くとなぜかぱっとしない。演奏は驚くほど乱れがないが、音質は平板な音でマルチ・トラックの特徴だ。この後の時代に、カウンターとしてワン・ポイント録音のSeonやHMが出てくる。きちんとした写実の絵のような演奏で飽きてしまう。
それにしても見事な「無謬」の演奏で「なめらかさ」と「抑揚」が効いている。映画音楽みたいで、聞き流せるがすごいテクニックだ。
しかし感動がまったくない。カラヤン印の完成度を「ドーダ」( 鹿島茂 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E8%8C%82 ) と言っているみたいだ。実際、カラヤンは自己愛症候群だったとの記述もある。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%9B%E6%80%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3 )
息が詰まる感じだ、別の指揮者も買おうと小沢 征爾を注文