何だろうと思うのが普通で、懐かしい方はゆったりとお読みください。
かつて、青焼・黒焼などに色を付けるマーカーとしてSpeedry Marker( https://www.google.com/search?q=Speedry+Marker&safe=active&rlz=1C1CHBD_jaJP871JP871&tbm=isch&source=iu&ictx=1&fir=9Xr6Rl-nHf9MZM%252CwseTpeGtlCEl7M%252C_&vet=1&usg=AI4_-kRiGDHhKUlJoEWcpXYL7olD9v5Eeg&sa=X&ved=2ahUKEwjPtJbipOfrAhWKwJQKHfFCBvYQ9QF6BAgTECg&biw=1280&bih=619#imgrc=9Xr6Rl-nHf9MZM )があった。これを速くやると均一な色を塗れた。当方は面倒なので、Pantoneを黒焼き(CH)の上ににトリパブなどぎっしりかけて張っていた。塗るか、かりかりナイフで切り貼るか(修正ができる)の違いだ。当時は家内制手工業でプレゼン資料作りに残業していた。働いているという実感はあったが、職人になっていた。
今や、画面上でさっさかできる。PowerPointは切り貼りからの解放でパラダイスだ。修正も重いのままだ。このような状況のなか、Speedry Markerは生産中止になった。
はて、このSpeedry Markerの定規であるRulerはIzumiya製(倒産)だ。もともとはSpeedry Markerで、フェルト先を保持する金属の筒(後にプラスティック)の根元をとらえ直線を引く専用定規のため厚めだった。
当時、Izumiyaは新宿のMy Cityあたりにあり、よく買いに行って年間10万円以上の顧客で10%割引(確か)だった。銀座の伊東屋でなかった絵具を探してもらうと、「伊東屋さんにないんだったら、うちにあるわけないだろう!」と言われたのが印象にある。
この、平行四辺形断面のRulerはアクリルの化物で重く、ちょうど肩たたきに良い。ずっと愛用していたが、この10年お役目が他のものに代わった。
使っているノート・パソコンが、
①置いている机が熱くなる
②キーボードはタイピングにもっと斜めが良い
と感じ、このRulerを奥にかましてみたら都合が良い。第二を超えて第三の人生かもしれない。
CPUの放熱も良くなり、タイピングが快適だ、動かすときにちょっと面倒なのが難点