都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

アメリカ大統領選挙でのトランプは国内と国外の「分断」を煽っただけ

2020-11-18 02:51:41 | マクロ経済

 見るのも嫌気がさす、トランプ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97 )の行動。ビジネスマンかつタレントというのは橋本徹も近い位置付けだ。

選挙で勝てる方策の為にはなんでもやるのは、

①政治家としての高潔さがない

 どうやっても勝ちたいというのはビジネスではまだあるが、それでもBusiness Ethics ( https://en.wikipedia.org/wiki/Business_ethics )が規範としてある。場外乱闘としか思えない。大統領の資質に欠ける

②人種・言語の分断を煽った

 ターゲットはPoor White( White Trash  https://en.wikipedia.org/wiki/White_trash )の救済など白人に偏った人気取りだ。

( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%A8%E4%BD%BF%E7%94%A8%E8%A8%80%E8%AA%9E#:~:text=%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E3%81%AE%E3%82%8B%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%81%A8%E3%82%82,19.9%25%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82 )

 自己の利益のために一部の人種・層の誘導や武装勢力への加担になっている。これはポピュリズムである。アメリカの成長エンジンである多人種が生み出したGAFAはじめ、自由な起業や雇用の否定だ。

 ただし、MITに居た経験からすると、ボストンなどはWASPが仕切る格差社会だ。それは、日本の学歴社会に加え、京都での地元優先みたいなものだ。(ボストン市庁舎には京都の灯籠もある)

 もともと、実際には格差があるのがアメリカだが、それを煽り支持につなげるのは卑怯としか言いようがない。Harvardのサンデルはじめ、コミュニタリアン( https://en.wikipedia.org/wiki/Communitarianism )の反論がないのを訝る。

MIT系のスティグリッツ( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/0ad6c7687765951b4784434d4db93d6f )や、啓蒙の重要性を説くピンカ―( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/5d3abf0d306a0972609567131ea98fdb )等しか我が国では理論的なトランプ反論を知りえない。

③行き当たりばったりな行動で、スタッフのサポートがない

 スタッフは親族重用で、外部スタッフは入替りが激しく、その助言も聞かない。北朝鮮と中国への対応を見ていると、思いつきと脅ししかない。戦略がなく、その場をしのぐ戦術しかない。企業でいうと、経営者ではなく課長代理みたいだ。(余談:我が国でも、このような資質の人当たりの良い「人材」が社長になることも多いが「人災」だ)

 組織ではなくワンマンでは、判断のリスクが多すぎる。かつ中期的な方策の立案や国内の合意形成、国際的な合意形成といった戦略に欠ける。

④保護経済政策や国際協調がない

 時代遅れの保護経済は、高いコストに跳ね返り結局非効率になるというのは国際経済の当初に習う原理だ。

 北朝鮮対応や、中国への経済・軍事対応など、行き当たりばったりで外交になっていない。その上、環境合意も破棄した。中国への対抗政策にしても周辺諸国の合意形成や、国際的世論の形成がなく散発気味だ。

 クリントン女史が「意外」に負けたのが、アメリカの政治的不幸だ。株価は上がったというが低金利政策では当たり前だ。そのうち、膨らんだスフレがしぼむようになる。

 バイデンは中庸であり、「まし」と思う。アメリカを立て直すなら「中流の復活」だろう。トランプは、よくこれで4年持ったものだ。法廷闘争と言っているが、傷を深めるだけだ。

 我が国でも格差が目立ってきている。さらに「教育の機会均等」が重要だ。かつての国立大学が難関だが低廉な授業料だった歴史を踏まえ、難関大学の奨学金給付化やその他大学の貸与化の拡大が方策だ。さらに、低所得層への対応などアファーマティブ・アクション( https://en.wikipedia.org/wiki/Affirmative_action )は必要だ。しかし、ロールズ( https://en.wikipedia.org/wiki/A_Theory_of_Justice )のいう「正しさ」が前提だ。

 アメリカも我が国も最近は最悪の政治だった、経済は国家系後押しで株価が上がっているが、リーマン・ショックを思い出そう。( https://www.fujitomi.co.jp/staffblog/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E6%99%82%E3%81%AE%E4%B8%8B%E8%90%BD%E7%8E%87%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF/ )

 現在は、日銀・GPIFが買い支えているが、いつまでもできない。これもうたかたの株価だ。当方は手を出さない、空売りならやろうかと考えている。

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