都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

源左ェ門(金沢 片町):治部煮やご飯がうまい、天ぷらも堪能

2020-11-23 02:12:47 | 食べ歩き

 片町は京都の木屋町に似る。その中でも飲食店が多いのは木倉町通りというそうだ。良さそうなお店が多い。こちらのお店はその通りにある、2階に案内され気働きのあるお兄さんが給仕。禁煙で和める。

 お酒は辛口を頼んだらものすごい辛口で焼酎みたいだった。手取川というのがさらりとして荊妻もお気に入り。烏賊の丸干しはいかすみ入りで塩っぱく固くいまひとつだった。

 金時草のお浸しの粘りは珍しくおいしい。白海老のかき揚げは3個で野菜も茄子、エリンギ、南瓜などがあり、天つゆでも抹茶塩でも楽しめた。

 治部煮の山葵ととろみのある汁、どろっとした鴨肉の表面の粘り、エロチックともいえるお味と食感。吉田健一の「金沢」( https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000167508 )の幻想も心をかすめる。昔、銀座コアだったかにあった大志満でよく食べたのを想い出す。荊妻と分けて食べる。

 ご飯に粒立ちとうまみがうまい、金沢味噌の熱々なめこ味噌汁もたまらない。漬物は胡瓜とはりはり大根が良い。

 5千円程で満足、いいお店だ

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