KlempererのMozart #41“Jupitar”が良いと思い、色々集めていた。Testament(EMIの発掘録音シリーズ)にWiener Philharmoniker との盤があり良いと言う。頑固爺さんと職人軍団で上手くいく訳がないと思って聴くとこれが良い。
録音もライヴとしてはまあまあで欠点がない。どうして録音当時発売されず、そして今まで聴かなかったのか不思議なくらい、しかも安い。
うねる様な弦の“Jupitar”は圧倒された。鱧と松茸みたいな強烈な個性は出汁でうまく溶け合うとなんともうまいのと同じだ。Wiener Philharmonikerのノリと芸の見せ放題は凄い
Klempererという指揮者を追い続けて良かった。なお、テンポでは反対の快速派のCarlos KleiberとBeethoven #5を聴き比べると面白い。#7もKlemperer Philharmonia との聴き比べも同じ曲かと思うくらいだ
とにかく楽しめる