下鴨茶寮は下鴨神社の婚礼などに使われたが、女将のあと2012年放送作家の小山薫堂が引き継いだ。
別のところの弁当と思ったが売切れで予約できずこちらに。値段は2,160円。ちりめん山椒ご飯が米の品質、炊き方などいまひとつ。しかも量が少ない。
炊合せ(隠元、海老芋、肉団子など)は丁寧な面取りだが出汁のうま味が少ない。
海老、出汁巻き、鴨ロース、帆立、なぜか笹包み大福(柏餅ではない粒餡)は酒の肴だが普通。
鰆幽庵焼き、肉団子、万願寺・小茄子・薩摩芋輪切りの煮物、蒲鉾2切れ、茗荷のあしらいなどは統一感がなく、京都の特色に欠け貧相な印象。
香の物は柴漬けもどきの繊切、若芽などの和え物、筍の味噌和え(これが一番うまかった)が少しずつ。
値段は内容の1.5倍くらいに感じた。出汁が感じられない分、味は濃いめで、野菜が少ない。昔のお味はいまいずこ