この8月に竣工したビルはもともと日本生命日立ビルのあったところ。地下の京阪の飲食街(鳥焼きが有名だった)や髙島屋サンローゼのB1~2階(デパ地下、化粧品、レストラン街を想定していた)の賑わいとカレーの匂いが懐かしい。
これが激変し、ワンフロア474坪(奥行18m)25階建てオフィスに建て替わった。京阪からの通路もすっきりし、サンクンガーデンに至る。1階は隣接ビルとつながるアーチがかかるプロムナードがある。
日本生命関連の6棟の建物周りは、御影石のビルに囲まれた落ち着いた雰囲気の歩行者空間が整備されている。大阪船場の雰囲気とは一味違うが、近くには洪庵や大阪の目抜き通りだった高麗橋通もある。
ビルは4隅にダンパーを設置し長周期振動に対応した制振構造で、72時間のBCP対応も備えている。キー・テナントは大林組(3~11F 4,105坪)で設計施工も担う。
リーシングも好調、竣工時95%(全体10,709坪)は立派だ。やはり、御堂筋線と京阪に直結の利便性によるところが大きい。
基準階を拝見したが、500坪弱だがすっきりと使える。奥行18mはコア側に打合室や役員室の配置もできる多様性がある。また、間仕切りに対応した36ゾーンの個別空調はフレキシブルな区分ができる。
東側には生駒山系が望め、北側には土佐堀・堂島川と梅田・天満が望める。
いいビルになった、後輩も満足げだ、12,200歩ちょっと疲れる