都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

都市計画学会 関西支部企画委員会のシンポジウムに参加

2022-10-18 02:39:00 | 都市計画

テーマは「歴史文化がまちを面白くする〜文化財保存活用地域計画の活かし方〜」( http://www.cpij-kansai.jp/contents/committee/detail.cgi?id=341 )

 講演は西村先生の「歴史文化のマスタープラン」を活用し、都市や地域のコンテクストやナラティヴという「昔」を見ながら、「将来」の都市計画を考えるというもの。文化財保存活用地域計画というのがマスタープランにあると初めて知った。

 その他、パネリスト(近江八幡市(安土城が今後の課題)、高槻市(戦国・ハニワ・弥生)、NOTE(丹波篠山の分散型ホテルと生業、そしてまちづくり開発会社の設立とファイナンス)など興味深いものがあった。

 都市の魅力は産業クラスター集積とともに資産であるアメニティ(歴史・緑)や誇りとするナラティヴ(生活様式にも反映する)があり、人が集まると感じた。特に、低成長の時代にはこのアメニティが大切と思った。

 まちづくり会社のファイナンスはお聞きすると地銀にメガ・バンクがぶら下がる場合が多いとのこと、公的なDBJや開発公庫の参加もある。

 歴史は教育委員会の管轄だけあって、色街などは扱っていない。都市の魅力は影にもあると思うが。戸沼先生の関わる新宿区など歌舞伎町を扱っているが。宿場と飯盛女や3遊郭の違い、芸舞妓の鑑札など地域の歴史に関わると思うのだが。

 この後、京都駅近くの鶏焼き屋で宴会(6千円)は久々で楽しかった。また、対面で宗教から天井川、安威川の歴史まで色々話せて有意義だった。

 やはり、学際は性に合う、思わぬ後輩に発見された

コメント
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