今回、桂離宮のセミナー( https://book.gakugei-pub.co.jp/event-katsura-20231014/ )に行く。桂・修学院離宮はそれぞれ120回と80回行っており、これ以上観ても効用の低下(Diminissing Return)になるため見たい桜・躑躅・杜若とミツバツツジの時期以外は行かないようにする。今まで、季節・気候(晴天・曇天・雨・雪)を見て、さらに、水抜き工事、土橋のやりかえなど見つくした。学芸出版のセミナーなども受講し深堀はこれで充分だろう。
結論として、桂は「五感と足裏で飛び石を感じる庭」で内向きと思う。修学院は「土木による雄大な景色と京都市街の眺めを楽しむ庭」の外向きの庭だ。
平安京に対し、桂離宮は裏鬼門、修学院離宮は鬼門にあたる。
かたや、低湿地、かたや山際にある。
その先も、桂川(大堰川)・淀川による木材など舟運の拠点である桂と、比叡山を背負う修験道のある修学院の違いが対比している
反対に、見たい庭は京都の地元や全国にある。今のうちに庭園も「見るべき程のことは見つ」となるよう広がりを求めたい