怪物の島その2 2007-11-12 | おきにいり サンタ・マリア・アスンタ教会は、教会の原点とも言える雰囲気をたたえ、ビザンツ伝統のモザイクも、ヴェネチア本島のサン・マルコ教会より、一層「純正」なものです この教会の片隅に、小さな大理石の洗礼盤があります。明確な年代は不明のようですが、9世紀から12世紀の間に作られたものと見られ、正真正銘のロマネスク。ここに彫られている可愛い「怪物」たちは、ロマネスクに特徴的なものです。日本の神社仏閣でも踏んづけられた鬼などが登場し、なんとも「愛くるしい」姿です 当時の人たちにとっても、愉快で滑稽なものだったのでしょうか。 それとも、恐ろしく、おどろおどろしい存在だったのでしょうか