三兄弟の週末の付録としてアップしたYouTube「トルコ人のセレモニーのためのマーチ」には原曲があります。非常にインパクトの強い曲で、様々な派生曲を生み出しています。この潮流の原点ともいえます。
日本でも良く知られているトルコの伝統的軍楽です。
オスマントルコ帝国が最も西進したのは、
1529年にウィーンに迫ったときから、
1683年に第二次ウィーン攻囲を行ったときまでです。この間約160年の間、オスマントルコはハンガリーを占領していましたから、トルコはウィーンのお隣さんでした。1529年と1683年、ウィーンがオスマントルコ軍に包囲されたときは、この軍楽が毎日、城壁の外から聞こえたことでしょう。市民にとっては恐怖であると同時に、極めて印象的だったことと思います。
私がイスタンブールで買った
メフテルのCDでも、この曲が最初に入っていました。
メフテルとは関係ないと思いますが、小アジアの軍楽の、遥か極東における遠い親戚のようなモチーフを「
七人の侍」に聞き取ることができます。
作曲者:
早坂文雄
原点から少し先へ進む話はぼつぼつ続きます。 乞無期待