みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

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通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

コロナ特集

2020-03-11 | その他
ちっとも楽しくないテーマですが・・・
世界中大騒ぎで私も毎日あれこれ検索しているのでコロナ特集です



ミラノの中央駅:まさか「やらせ」写真ではないと思いますが・・・


ウィーンでは、まだマスクの人はいませんが、イタリアではマスクが使用されるようになったのか


北イタリア9日までの隔離地域


10日からイタリア全国が隔離地域になりました・・・でも国全部を隔離したら、国内では移動自由?
いつもの新聞HPイタリア特派員のレポートによると、国中「隔離地域」になっても、検問所は無いし、人々も普通に外出して、芝生で日光浴している、ということです。

もう何年も前にドイツの友達の車に乗せてもらいイタリアを旅行中、交通標識がいい加減だと彼らが怒っていたのを思い出しました。
イタリアはファジー(もう死語?)がデフォルトの国なんです。でも、それで機能しているのです。

オーストリア政府はイタリアからの入国を禁止しました。スイスもイタリアからの入国を禁止したはずですが、ティチーノ州とイタリアの国境は「ファジー」なようです。

要するに予防薬と治療薬が開発され安価で普及すれば、ただのインフルと並ぶ「普通の病気」になるのです。
中世末のペストの世界的流行では死亡率が50~60%だったので、それに比べれば新型コロナの現状は、それほど悲惨ではありません。
ただ亡くなった人々や重篤な症状になった人々にとっては、やっぱり恐ろしい事態です。


3月9日NZZの分析記事


スイスにおける初期の感染者の感染源への遡及調査の紹介です。スイスらしい緻密さですが、それでも一部は感染源不明です。
しかし、この遡及調査は防疫対策のためにも重要だと思います。


不思議な数字比較(写真は旅行者のいないサンマルコ広場


上記新聞HPにあった新型コロナウイルス肺炎による致死率の各国比較です(カッコ内は%)。
左から中国(3.9)、イタリア(5)、イラン(3)、韓国(0.7)、アメリカ(3.8)、フランス(1.7)、日本(1.4)、スペイン(0.8)、イラク(6.5)、オーストラリア(3.8)、ドイツ(0.2)。
(ちょっと見難いですが、2桁の数字は全て間に点が入っています)

イタリア(5パーセント)とドイツ(零コンマ2パーセント)の数値には大きな違いがあります。ここで、各国の判断基準が問題になります。今のところ全世界共通の基準はありません。
国によっては、重篤な病人が新型コロナウイルス感染症を併発して亡くなった場合、先行する重病が原因でコロナは副次的と判断されるかもしれません。
それに各国からの最新数字も完全ではありません。日本のところで死亡者数7人というのは古いデータですね。

このように、かなりの速度で現在進行中のパンデミックで、報道機関もパニック症状なので、メディアに公表される事実や数値も、慎重に受け止める必要があるでしょう。


      


3月7日付NZZでは「ウイルスの生成・消滅」という大きな記事が一面に登場しました。

人類が狩猟・採集で暮らしていた石器時代、人間の病原体と動物の病原体は全く別で相互感染性は殆どなかったそうです。しかし1万2000年ほど前に人間が家畜を飼育するようになって事態が一変しました。人間と家畜(または野生動物)の間を行き来するウイルスが登場するようになったのです。
例えば人間の麻疹ウイルスは古典古代に、牛ペストウイルスの変種として人類に乗り移ってきたものだそうです。
エボラエイズの原因も「突如登場してきたウイルス」なのです。SARSMERSも動物から人類に乗り換えたコロナウイルスだということです。
2009年にパンデミックとなった豚インフルエンザは、豚と人間と鳥のインフルエンザ・ウイルスを三分の一ずつ寄せ集めたものだそうです。
しかし、変形や合成によって突如現われる新型ウイルスも、やがて消えていきます。1918-1919年に第一次世界大戦の戦死者より多くの犠牲者を出したと言われるスペイン風邪のウイルスは1957年に他のウイルスに置換されたそうです。
現在の新型コロナウイルスについて専門家は、他のウイルスに置換されるよりは、新たなインフルエンザ・ウイルスのひとつとして人類社会に留まるのではないかと予測しているそうです。


      


東日本大震災から9年経ちましたが、全てが解決したわけではありません。天災に加えて人災でもあった出来事。決して忘れてはならないと思います。