前回の続きです。
人込みに疲れたので、もう帰ろうと思ったら、市電停留所前の宮殿(国会施設)には長蛇の列がありませんでした。
以前に民主主義工房としてアップしたエプシュタイン宮殿です。
また、ぴんぼけ写真を羅列しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
1)入り口の奥の中庭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/37/6207166b129536fdbacaf81a60685f5c.jpg)
説明のビデオを見ている人
2)上を見上げたところ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ae/b3b586e954610734cc56e6d71e3b041b.jpg)
上部はガラス張りで雨の日も大丈夫
3)階段の途中から見た中庭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/bb/9bff175ac40d91f50329c5fe072e6fdc.jpg)
4)この上のサロンの数々が祝日で一般公開されています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/6f/62a439299bf1ec9255e09a4f20437960.jpg)
5)サロンのひとつ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/30/8a1aee4e3e9d63efa90b12df4e40251d.jpg)
6)大通り側の窓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/2a/2b073f63249ea0e1ec36a9737ee8ad90.jpg)
7)下は市電と市バスの停留所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ea/bc1d9d40968fc685b74d83174bd6d711.jpg)
以前の記事のぴんぼけ写真は下の電停から撮ったもの
8)各室の天井が見事
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/89/e5c65c3f9e8ac58e156078dbc5a2bcd0.jpg)
9)窓から見た国会議事堂の一部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/8eff588e66f5cb2c39e52107f93d2a7c.jpg)
10)別の部屋の天井
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c9/7251a80aa324a47d154a49779a960931.jpg)
11)隣室へつながる部分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/68/cbbbf22aaf5df7d63a8c193bc8631c5b.jpg)
12)また見事な天井
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c6/553dd15cd78df157bfeca0008c2eaea3.jpg)
13)公開されている最後の部屋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ed/a1be06f959f095eb3507ea9aaa74d1ee.jpg)
14)外に出てきても人込みは相変らず
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6f/804dddd8d7980c2dedf3f7e82d0eb4ea.jpg)
エプシュタイン家も以前に紹介したエフルッシ家と同様、19世紀末から20世紀前半のウィーンの経済と文化を支えたユダヤ系上流市民です。
女傑の空白で紹介したエフルッシ宮殿の内部も、ここに見られるのに似た内装ではないかと想像されます。
エプシュタイン宮殿は1873年の経済恐慌のとき、エプシュタイン家が売却、その後、市の教育委員会の建物でしたが、ナチスの時代には「第三帝国」の国家施設となり、戦後は再独立までの10年間、ここにソ連軍総司令部が置かれ、その後、再び教育委員会の施設となった後、2004/2005年に修復され、今は国会の施設となっています。
エフルッシ宮殿の場合は、ナチスの時代まで、エフルッシ家の人々が住んでいたのですが、ナチスによって没収され、エフルッシ家の人々は財産を失い亡命せざるを得ませんでした。戦後の占領時代はアメリカ軍の施設として利用され、再独立後エフルッシ家の相続権者(「琥珀の目の兎」著者の祖母)に返却され、相続者よって売却され、2009年までカジノ・オーストリアの社屋でした。現在どうなっているのか、ドイツ語ウィキにもありません。本が世界的ベストセラーになっているので、一般公開あるいはガイドツアー実施などが期待されます。
両宮殿についてはドイツ語のほか英語しかありません。
Wikipedia:Palais Epstein(英語)
Wikipedia:Palais Ephrussi(英語)
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