みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

走る世界遺産

2017-11-29 | おきにいり

厳密に言うと、列車に乗って通過できる世界遺産です。


ユーゲントシュティル時代の画家コロマン・モーザーが描いています。



メルヘンタッチの幻想的な画面ですが、下の方に小さくゼンメリンク鉄道が描かれています。


実写版



これは、標準軌の軌条によるヨーロッパ最初の山岳鉄道で、設計したのはカール・リッター・フォン・ゲーガです。当時としては、極めて画期的なものでした。

私も乗ったことがありますが、とてもスペクタクルな路線で、周辺に広がる風景も見事です。


ゼンメリンク鉄道の区間グログニッツからミュルツツーシュラークまでの航空写真地図はこちら
オーストリアの中でのゼンメリンク鉄道の位置はこちら


ゼンメリンク鉄道について一番詳しいのは独語ウィキですが、英語ウィキも日本語より少し詳しいです。

ミュルツツーシュラークブラームスゆかりの地です。このサイトに写真が紹介されています。
ブラームス音楽祭などのイベントも開催されます。


 蛇足
ドイツ・ドイツ語発音ではゼンメリンクですが、オーストリア・ドイツ語ならセンメリンクの方が正確かもしれません。
尤も、最初のSも最後のGも、ズとスの間、グとクの間のような発音になるので、どっちでもいいかも・・・





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2 コメント

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世界遺産 (kitcat)
2017-11-30 21:51:34
車窓がきっと、壮大で素晴らしのでしょう…
 Youtube で車窓を探してみます。
  何か、夢のような空間のよう… 
       <ののちゃんより>
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Kitcatののちゃんさん (ななみみず)
2017-12-01 20:21:48
はい、車窓の風景がダイナミックでした。
そういう自然の中を走るのは爽快です。
19世紀の半ば、鉄道の「青春時代」に
SLでの傾斜克服を実現したのはスゴイ
ゲーガが早世したのが惜しまれます。
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