みみずのしゃっくり

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独語のんのん

2020-02-11 | おきにいり
長年の定期購読紙NZZの2月6日紙面(文化欄)に水木しげるの漫画4冊のドイツ語版が紹介されました。


「のんのんばあとオレ」の幻想的なシーン



タイトルは「日本の古い妖怪世界を現代に蘇らせた漫画家」(青字は記事の概略)

水木しげるは、近代化の進む中で忘れ去られた妖怪の世界を復活させ、ポケモンや宮崎駿アニメ成功への貴重な先行者であった。
そうした妖怪の世界は代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に集大成されている。
それに加えて彼は、南方戦線で左腕を失った従軍体験を反戦漫画として描き出した。
彼は人間も妖怪もユーモラスに戯画化し、ほのぼのとした雰囲気を生み出しているが、背景の風景は写実的に描いている。
恐らく最もファンタジックな作品「のんのんばあとオレ」では、1930年代の少年時代の思い出が綴られている。
水木しげるの出身地である境港には「水木しげるロード」があり、彼の漫画に登場する177の妖怪のブロンズ像に飾られている。



記事の終わりにドイツ語訳の4冊が紹介されています。
「のんのんばあとオレTante NonNon」と「ヒトラーHitler」は分かりますが、あとの2冊は、ちょっとネット検索した範囲では翻訳タイトルとオリジナル・タイトルを併記した記事が見つかりませんでした。ひとつは多分「総員玉砕せよ!Auf in den Heldentod!」だと思うのですが、もう1冊の「子供時代と少年時代Kintheit und Jugend」は、もとのタイトルが分かりません。


「ゲゲゲ」のことしか知らなかった私は漸く数年前に「のんのんばあ」と「総員玉砕」を読みました。いずれも大変印象的でした。
続くかも知れません・・・乞無期待


はるかへの追記:そう言えばプラハとウィーンでチェコ語オペラも見ていました。
スメタナドヴォルザークヤナーチェクのオペラは、いずれも傑作だと思います。
特にヤナーチェクの「利口な女狐」、「マクロプロス事件」、「死者の家から」が好きです。




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