熊野川を渡り新宮市の街中を少し走ると何回も写真で見た熊野速玉大社の門前へ着いた。
この神社への参拝が今回の東京 金生町バイク旅行第一の目的だ。
金生町に住む私の家の一族は長年この神社の末社を守り暮らしている。
私は東京で力いっぱい元気にくらせた。
友達が言ってくれた。
「良寛さまも故郷へ帰ったのよ。 あなたはしあわせね。」
私もそう思う。
ご先祖さまのセイザエモンさんには毎日話しながら感謝してくらしていたが一族の心の支である権現さんにも感謝の気持ちでくらしていたが会った事がなかった。
華やかな立派な朱塗りの建物で”会う”という雰囲気でなかったが無事参拝でき大きな目的が達成できた。 身内10人分のお守りを買いバイクに積み、以後10人分のお守りがついてると思いかなり強気でバイクを走らせた。 近くにある石が御神体で熊野速玉大社の最初の祭祀の場所である神倉神社へ行った。 修験者の行場だったと書かれてあり、修験者だったセイザエモンさんが必ずここで行をしたと思うと素通りは出来なかった。 急な階段を登った境内は華やかな朱塗りの柵だが一枚岩で厳しい感じだ。 登り口にはたくさんの杖が用意されている。 私も一本選んで使った。 境内からは新宮の街が見渡せる。 (写真はクリックすると大きくなります)