きれいな水が流れる溝に沿って隣の工場との間に空き地がある。
そこには思わぬ草達が生える私にとっては興味イッパイの秘密の場所だ。
朝鮮半島休戦ライン38度線のように人はほとんど入らない。
そこに生える植物に興味を示している人がいると本で読んだ。
私の38度線。
時々窓から眺める。
え・・・・まさか!!。
と思った。
東京のアパートの狭い出窓に置いてあるどれかの鉢に毎年必ず芽を出し咲いていたアサガオがツユクサのブルーの花と一緒に咲いているのだ。
思わず確かめに行ったが間違いない。
東京で田舎の友達に思わずであったように嬉しかった。
このアサガオの種は新潟より御主人の仕事にあわせ時々上京しては習い事をしている女性よりアサガオの原種だといっていただいた。
ときどき”花の店野草”に現れるとても話の上手な気持ちの良い人だった。
新しい金生町生活にかまけて忘れていたのに身近で咲いてくれていた。
このアサガオが咲くと彼女のことを思いだす。
そして2本の糸で指で編む紐の編み方も教えてくれた。
そのとき「子供のころ母におそわったのよね。ズーと編んでなかったのに体が覚えていたの・・」と言っていた。
紐はとてもシンプルだが面白い使い方が出来る。
野草展やクラフト展に出品の為もう数十本編んだ。
私の体も紐編みは覚えてくれている。
金生町でも編める。
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