今日から入梅だ。
5:30分に起きると今にも雨が降りそうだが東京へ送る野の花を採集に行かなければいけない。
久しぶりに法皇スカイラインを走る予定だ。
出発しようとしたら小雨が降り出した。
ちょっとひるんだが決行。
翠波高原にある展望台からながめると梅雨空を実感するがいい風情で来てよかった。
目を移す送電線に沿って走る法皇スカイン方面も見渡せる。
今は運転中止状態だが四国で唯一の伊方原子力発電所からも送電されていた。
法皇スカイラインにはハナショウブ自生地の”アヤメ池”がありちょうど花時だと思うので行ってみたが一本も咲いてなくワラビが採れた。
なんとなく悲しい気分になる。
尾根筋の近くにあり広々とした場所で自生のアヤメが咲いていたころは美しい風景だったのだろう。
法皇スカイラインが開通したのが1983年。
アヤメが絶滅したのは昭和62年と書いてあった。
文京区には小石川植物園がある。
その近くで大きなマンションが建つとき地域住民によって大変な反対運動があった。
池がある小石川植物園の水脈が変わり池がなくなるというのが大きな原因だった。
反対運動をしている友達が自然を破壊すると絶対元へは帰らないといっていた。
結局マンションは建たないままいまだに空き地状態だ。
太古のの昔より咲き続けていた四国中央市のアヤメ池はワラビが生える湿地帯になってしまった。
800メートルほどの場所をバイクで走れるのはトテモありがたいがアヤメ池の状態はショックだった。
車のほとんど通らない道路もあるが植物採集にはありがたい。
道路にピンクのムシトリナデシコや黄色の母子草がやアザミが咲いていて採りやすい。
道路ぶちにははじめてみる香りのいい白い花が咲いていたので採った。
7:00分出発で11時前には帰っていた。
走行距離は40キロほど。
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