川之江音頭
ハァー 伊予の川之江城山公園尾藤二洲の記念碑や 春は桜に紅葉の秋に偲ぶ昔は姫が嶽サーヨイヨイ。
ハァー 伊予の川之江紙どころでも人の情けはうすくない 障子張るなら手漉きの紙で中の睦言聞かせたいサーヨイヨイ。
ハアー伊予の川之江国境でも さぬき阿波土佐みな寄せて四国四県のうちふところ日にち毎日栄えゆくサーヨイヨイ。
物覚えの悪い私が唯一覚えていたふるさとの民謡だ。
川之江市のことを短い言葉で上手に表現していると常々思っていた。
今は合併して四国中央市だが私は川之江市民として成人した。
17日に開かれた第30回川之江民謡ふるさとまつりに行くと川之江音頭が聞けるというので行ったが観客というよりほとんどが関係者だった。
五つの民謡団体の発表会だが始まる前に全員で川之江音頭を合唱した。
同じふるさとの人達と歌うのはなぜかいい。
特別民謡をすきとは思ってなかったが一年間精進した人たちの民謡を聴いていると飽きることはなかったし所々で踊りや三味線演奏が入る。
かなり年配の女性が杖をついて出演し、はりの有る声で歌われ閉会の辞も元気にのべられた。
聞くところによると90歳とか。
第1回目の川之江民謡まつりのときは60歳。
民謡とともに年を重ねてこられたのだろう。
それに続く人たちも沢山おられる。
趣味を持つとはいいことだとつくづく感じた。
純粋な観客として見せていただき30周年記念の福引で4等の洗剤をいただいて帰った。
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