ラッキョウは私の畑にはぴったしの野菜だ。
草に覆われようが肥料や水をもらえなくても時期に掘り返すと数倍に増えて収穫できる。
東京生活では買ったラッキョウを一個一個薄皮を剥いで漬けていたが金生町暮らしになってからはラッキョウの苗をくれた農業の先輩からすぐ洗うと薄皮は簡単に剥けることを教わって漬ける作業も早くなった。
薄皮を剥いてプチプチと白いラッキョウを眺めているとうれしくなる。
柔らかそうな茎の部分も汁の具やお好み焼きに使ったりと利用するが今年は塩漬けにしたのを味噌漬けにして保存食にした。
今のようにいろんな野菜がなかった時代は野で採集できるワラビやタシッポ、フキなどを旬のころたくさん採って色々と工夫して一年食べられる保存食にしていたのだろう。
今でも切山の年配の女性のところでは大きなプラスティック容器いっぱいにラッキョウが漬かっていたしタシッポも塩漬けされダイコやドクダミとなにやかや干されている。
野菜に旬がないような状態になったのはほんの最近だと思うがそれが当たり前になっている。
幸いというのか私の畑は無農薬無肥料なので野山で元気に育つフキやラッキョウがよく育ってくれる。
沖縄には少し食感のちがったシマラッキョウがある。
東京に住んでいた時沖縄土産にいただいたのを小さな鉢に植えると毎年確実に数倍に増えて塩漬けにして食べるのがうれしかった。
金生町暮らしになってそのシマラッキョウも畑で作っている。
今や鉢植えの数十倍にもなって採れる。
種まきや草引きに忙しい中今年もラッキョウの漬けこみ完了。
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