一週間目に山小屋へ行くと又違ったキノコが生えている。
ヒマラヤスギの大木の下で2~3種類のキノコだが花が開いたようなツチグリはよく目立つ。
まわりに一センチほどの茶色で丸いキノコがたくさん出かかっているのでよく見るとツチグリの子供だ。
ツチグリを食べようとは思ったことがなかったが子供なら食べられるかもしれないと思い始めた。
小さなキノコを裂いてみると白くてふわふわしている。
湯がいて食べてみると香りも味もないがプチッと食感がいいのと開く前か硬くて食べられないのがある。
キノコはよく似たものが多く名前を確定できず調べられないのがおおいがツチグリは特異な形で名前がわかていたので調ると東北では丸い子供のうちは食べるそうだ。
ほとんどの本では不食と書いている。
長年キノコを食べる習慣のある地域では毒抜きの方法を考えたり食べる時期を選んで食材とする努力をしたと思う。
野生のキノコ類をほとんど食べる習慣のない金生町暮らしで仲間もなく一人食べられるキノコ発見にどうしてエネルギーを使ってしまうのかと思いながらキノコとのかかわりは楽しい。
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