初参加の長野和子さんより作品が届いた。
独自のめざしで植物をよく見ておられると思っていたがまったく思った通りの作品だ。
ベースは庭の大木だったニッキの木の皮だそうだが私は初めて見た。
3個くっつけられているクヌギのカクトの2個にはまわりのひだに編んだ糸が飾られジュズダマとハブソウの実が入っている。
一個は装飾なしで空。
カクトの間を仕切るようにフジマメの殻が置かれている。
その上はハブソウ、フジマメ、ジュズダマで扇型にまとめられているがハブソウの実は実が入った状態、実をとり出した状態と使い分けペインティングしたり殻に実をくっつけたりと工夫しジュズダマの色や表情を上手に生かしている。
フジマメは創作中にはじけ種をさがしたりはじけて形が変わりデザインを変えたりと大変だったようだ。
それれをまとめているのは黒い布のようだが何の用途で作られたのか定かではない不思議な雰囲気の布だ。
左側には細いツルで三つ編みにされたのが面白い動きで置かれている。
トップの輪っかはひっかける機能も兼ねているようだ。
多くの素材の中より選びいろんな表情をいかしバランスよくまとめるにはめげることもあったようだが今は創作が楽しくなってきたたらしい。
先日メールとともに写真が送られてきた。
植えているキャベツが鳥に食べれれていたのを近くに生えている竹でガードし鳥の被害がなくなったと書かれていた。
実用的な竹のガードに赤いトウガラシとホトケノザがチョンとおかれているともう立派な作品に見える。
創作で苦労した分日常生活でひらめきが始まったと喜んでいた。
創作は日常生活をより豊かに楽しくするためのものだと思っているので同じ考えの仲間ができたととてもうれしい。