この建物の玄関側の道路はよく通るが側面から意識してみたことはなかったが先日かなり凝った建物で見学したいと思った。
立派な脇道もあり新緑の山をバックに建物が美しい。
小さな脇道沿いの建物には板が使われ風雨にさらされた色合いからかなりの古さが感じられいい場所へ迷い込んだととくした気分になった。
並行して流れる側溝の水はきれいで底には赤っぽい藻のようなものがくっついている。
その空間にはフワーッと柔らかい麹の香りが漂っている。
道路に面した建物の玄関側を通るとき建物の重厚さにタイムスリップした気分にはなっていたが裏側まで面々っとそのムードが続くとは思っていなかった。
杉玉につるされた小さなたんざくには新酒ができていますと書かれていた。
緑青の縁取りががきれいに浮き出た看板には”梅錦”と書かれていた。
力のある事業主の心意気が感じられた。