団体旅行は添乗員によりかなり善し悪しが決まる。
今回はハズレ。
雨の中鞆の浦に向かいながらの説明で見るところは常夜灯だけで古い町並みは狭く連休以外開いてない店も多く保全酒の店ばかりだとの説明。
”ホゼンシュ”とはなんだろうと思っていた。
駐車場に止まり15分ほどで行ける常夜灯までは案内すると言いながら雨が降っているからだろう”やめますか?”と言った時は思わず”行きたい”と立ち上がった。
バスに残った人たちもいたが連れて行ってもらう。
常夜灯は貫録たっぷりで今回は満ち潮だったが引き潮の時は立派な台座も表すそうだ。
妹のきんかんと何か資料館を一つ見学しようと言っていたが常夜灯のすぐそばの白い壁の建物が”坂本竜馬色いろは丸展示館”だ。
入口からでも竜馬の大きく引き伸ばされた写真が見える。
竜馬が大洲藩より借り受けたいろは丸が鞆の浦沖で紀州藩の明光丸に追突され沈没したままだったのを鞆の浦の町おこしグループが調査した資料などが展示されていた。
展示場になっている江戸時代の蔵だった建物の2階は竜馬の隠れ部屋と称され竜馬に見立てた人形が飾られているとともに建物の構造も見られる。
今同じ時代背景の大河ドラマを楽しんでみているきんかんは喜んでいた。
雨の鞆の浦の町並みは情緒たっぷり。
同じツアー客は常夜灯を見学後すぐ引っ返したようだ。
裏道に入ると建物に立派な石や木を使ったたようすがよくわかる。
小さな骨董品屋さんや帆布の店古い町並みを保ちながら面白い店もある。
何やら薬草が煮立っている臭いにつられて行くと”ホメイシュ”の店だった。
”ホメイシュってなんですか?”と聞けば”養命酒のようなものです”と言われた。
保命酒の蔵元の建物が重要文化財でこの古い町並みの中心になっているようだ。
試飲させていただいたがアルコールも入っているようでフワッとなった。
砂糖の甘さでない甘さが心地よかったが我が家には果実酒がたくさんある。
酒のかすを買って帰った。