池に降りた場所で作業できるのはセメントで固められた池の淵巾50センチと長さ2メートルほどの長方形範囲。
周りは雨でぬれた草がびっしり生えた土手で踏み入るのも大変だ。
土手の斜面をセツ子さんの椅子シリーズの椅子を抱えて降りるので精いっぱいだが素材は豊富。
斜面のセメントに工夫して椅子を設置。
周りにたくさん生えているススキとは少しでも違う表情が出せればと湖面に浮かべたりと生けた。
ススキに負けじと背の高い種類の野菊も咲いていたので使った。
斜面のセメントに椅子を立てるのが難しいので湖面に垂れ下がっているどんぐりの木に椅子をつるした。
いい具合に置いたようにセットできた。
またいい具合につるしたどんぐりの木の枝が落としになる。
ススキに交じって咲いている背の高いナガホノシロバナワレモコウを生けた。
足元には流木を添えてススキと野菊を置く。
作業場はゴミが流れ寄る場所らしい。
作業を始めたときより倒木の後ろに写る黄色い器が写真に入らないように作品作りの位置を考えて作っていたがどうしても写ってしまう位置に流れてきた。
手の届く場所まで流れ着けば素材になるのに。