数年前より越後獅子に興味を持っていた。
私にとっては角兵衛獅子の呼び名のほうがなじんでいたが西条八十作詞で美空ひばりが歌う越後獅子の歌が有名なので越後獅子とした。
35回野草(イエツァオ)展のテーマが越後獅子と決まってしまいどこから掘り下げて行こうかと不安になった。
自分のことなのに決まってしまったはおかしいが本当に急に決まってしまう。
とりあえずユーチーユーブで歌を聴き越後獅子が出る小説を数冊読んだ。
悩みながらだがタペストリー越後獅子もできた。
できたが思っていた以上に若い人たちは越後獅子のことを知らない。
それで西条八十の詩を川窪万年筆制の笹ペンで書いた。
越後獅子の歌 西条八十
笛にうかれて逆立ちすれば山が見えます故郷の
私しや孤児街道ぐらし
流れ流れの越後獅子
今日も今日とて親方さんに芸がまずいとしかられて
バチで打たれて空見上げれば
泣いているよな冬の月
打つや太鼓の音さえ悲し雁がなくなく城下町
暮れてこいしや宿屋のあかり
遠く流れて人踊り
所変われど変わらぬものは人の情けと袖時雨
濡れて涙でおさらばさらば
花に消えゆく旅の獅子。
何回も読んでいるうちどのフレーズも越後獅子をイメージできる言葉でできていると思った。
それで一番から4番まで順番に書いていくのをやめた。
一番から4番までの一番上の歌詞、2番目の歌詞、3番目の歌詞とかためて書いた。
一番上の歌詞は上のブロック、2番目は下の左に、3番目の歌詞は下の右のうロックに。
全体が面白い形になった。
第35回野草(イエツァオ)展
日時 11月18日(日)~12月2日(日)
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0986-72-6808