我が家に音で現れる座敷童のワラシクンは展覧会のテーマやその時心打たれたことをイメージして創作する。
ワラシクン創作の準備をしているとき遠距離介護をしていた友達のお母さんが亡くなりまだ母のぬくもりのあるうちに来てほしいとの連絡を受けた。
96歳で一人暮らしのお母さんは買い物を頼んだお嫁さんが帰ってきたときに亡くなっていたそうで”歩いて天国え行った”ような最後だったようだ。
その日の話に心打たれまず創作したワラシクンが”母娘”だ。
友達には創作のことは話してない。
49日が展覧会期間中なのでもしかして来てくれるかもしれないと心待ちしていた。
創作したおかげでお母さんが身近に感じ始めているのでお願いもしていたら来てくれた。
遠方に住む友達にはなかなか展覧会は見ていただけなかったがお母さんにお願いしていたおかげか見ていただけた。
途中より一回り大きいテーブルセンターにしたががっちり気の合った母娘のワラシクンは大きなテーブルセンターにも負けてはいない。