妹のきんかんは大横のカツラへはもう行かないと断言したが私は行きたい。
翌日つるぎ巨樹大国読本と書かれた小雑誌の裏に書かれていた”つるぎ町役場地域創造課”に電話する。
同じくその小雑誌の裏には”平成21年度地域活力基盤創造交付金事業”と書かれているので国からの資金で作られたようだ。
セットとして場所が記されたパンフレットもある。
両方の表紙の写真は大横のカツラだ。
カツラの大木は珍しい。
電話で応対してくれたのは巨樹ツアー係の女性だ。
道に迷って行けなかったので再度行くにつき道を教えてほしいと伝えると立ち入り禁止にしようと思っていたとの返事に山の怖さを知っている私としては驚く。
そう思った時点で禁止にするべきだと言う。
そこへ行くには道順を書いている小雑誌があり巨樹ツアーに参加した人だけに渡しているものだと言うので手元にあり20分ほどひたすら登ると書かれていたので行ったことを伝えた。
どこで手に入れたか聞くので一宇支所だと答えるが私の方が驚き。
大事な伝達経路まで機能してない。
大横のカツラまでの道順を聞くだけだったが白山神社の指導票も反対だったことを言ったが把握してなかった。
桑平のトチの巨樹も近くにあるはずなのに道がわからなかったと言うと道順を記した看板は今日できてきたと言う。
それにトチの白い花が咲いてわかるはずだとも言うのでトチの花はもう終わっていると言うとそれだと緑一色ですねと言った。
トチの花を知らない人だっている。
看板が出来上がるまで手書きの看板でもあればトチの巨樹が見学できたのに。
3日もかけて11本の巨樹見学の計画をし、勇んでいったのに5本しか見学できてない。
同じ四国内だがつるぎまではそんなに簡単には行けない。
それにパンフレットの地図の道の位置も間違っていた。
彼女と話をしても解決の道がないと思い課長と話することにした。
会議中で後でかかってきた。
就任して2年になるが大横のカツラには行ったことがないそうだ。
課長が行ったこともない場所を立ち入り禁止にするようだ。
命にかかわることなのですぐ行き対処してほしいと伝える。
白山神社の間違った表示についてももちろん知らない。
桑平の看板は本当に届いていたようだ。
作って10年以上にはなるがパンフレットの間違表示ももちろん知らない。
それはその場で回収すると答えてくれた。
大横のカツラへは行きたいので即偵察に行き報告してほしいと伝えた。
翌日の午後課長より電話があり。
大横のカツラへ行ったが後2か所案内板がいると言っていた。(一か所あり)
立ち入り禁止にならないみたいでホッとした。
いかがでしたとの問いに荘厳でしたとの答えなので大事な観光資源なので大事に守ってくださいと伝えた。
白山神社の反対の指導票は他の巨樹コースの案内版だと言うので同じ場所に白山神社の指導票も設置してほしいと伝える。
大横のカツラへの看板ができたら知らせてくれるので一件落着。
怠慢な職場の体質は中からは変えられない。
間違っていると思ったことを間違っていると言い、正すには時間とエネルギーがいる。
特別にボランティアはしてないがひそかに世直しボランティアと称し時間とエネルギーを使っている。