私の主な居場所は畑や山小屋と自然環境の中が多い。
コロナもしかり自然には逆らうことはできずどう従うかだと思っている。
この本の最後あたりで”自然のバランスはない”という言葉があった。
まったくそうだと思う。
人にとっての”自然のバランス”などないに決まっている。
ウイルスはウイルス、動物は動物、植物が植物のバランスがあるのだから。
産業革命以来食料になる植物の科学的防除、伝統的生物防除は時々の自然感の変遷により行われてきた。
どちらかを信じる方法がとられることが多かったが両方が必要だそうだ。
それでも防除はできない。
タシッポが出る春をまち保存食やサラダにし楽しむタシッポが明治のころ園芸植物としてイギリスへ輸入されその後繁殖しすぎ生える場所の地価が下がった話には驚いた。
今新種の食材として気に入っているサボテンも、有用植物としてオーストラリアへ輸入され増えすぎ人も住めなくなった話もあり。
コロナ禍でステイホーム時に一気に書かれたような個所もあり興味深い本だった。
ブルーベリーの実と枝と”招かれた天敵”。
今梅雨末期。
この世の終わりかと思うような雨が降ったり風が吹いた後はからりときれいな夏空になったりと人間側の都合などお構いなしだ。
車ごと流されたニュースの多さには心傷む。