野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

なくなったアヤメ池

2012-06-08 22:36:06 | 旅行記

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今日から入梅だ。

5:30分に起きると今にも雨が降りそうだが東京へ送る野の花を採集に行かなければいけない。

久しぶりに法皇スカイラインを走る予定だ。

出発しようとしたら小雨が降り出した。

ちょっとひるんだが決行。

翠波高原にある展望台からながめると梅雨空を実感するがいい風情で来てよかった。

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目を移す送電線に沿って走る法皇スカイン方面も見渡せる。

今は運転中止状態だが四国で唯一の伊方原子力発電所からも送電されていた。

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法皇スカイラインにはハナショウブ自生地の”アヤメ池”がありちょうど花時だと思うので行ってみたが一本も咲いてなくワラビが採れた。

なんとなく悲しい気分になる。

尾根筋の近くにあり広々とした場所で自生のアヤメが咲いていたころは美しい風景だったのだろう。

法皇スカイラインが開通したのが1983年。

アヤメが絶滅したのは昭和62年と書いてあった。

文京区には小石川植物園がある。

その近くで大きなマンションが建つとき地域住民によって大変な反対運動があった。

池がある小石川植物園の水脈が変わり池がなくなるというのが大きな原因だった。

反対運動をしている友達が自然を破壊すると絶対元へは帰らないといっていた。

結局マンションは建たないままいまだに空き地状態だ。

太古のの昔より咲き続けていた四国中央市のアヤメ池はワラビが生える湿地帯になってしまった。

800メートルほどの場所をバイクで走れるのはトテモありがたいがアヤメ池の状態はショックだった。

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車のほとんど通らない道路もあるが植物採集にはありがたい。

道路にピンクのムシトリナデシコや黄色の母子草がやアザミが咲いていて採りやすい。

道路ぶちにははじめてみる香りのいい白い花が咲いていたので採った。

7:00分出発で11時前には帰っていた。

走行距離は40キロほど。

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第36回野草(イエツァオ)伯方島教室NO10(しまなみ街道)

2012-06-07 21:46:00 | 野外教室

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野外教室では誰かが気に入った場所で作品作りをはじめると参加者はその近くで素材を見つけて作り始める。

足の痛いという妹のきんかんを残して砂浜までは行けなくてもいい場所があればと偵察に行くといい場所があったので帰るときんかんが作品作りをしていた。

しかたないのできんかんが作っている場所の近くを見渡せば茶色やクリーンの海草が目に付いた。

持ってきた魚網を磯に広げてグリーンのジャケットや茶色のスカーフ、布などを海草に見立てて置いた。

岩の間にあった小石は貝のつもりだ。

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野外教室ではまず道の駅で素材になる野菜を買う。

新鮮なのでさんざん作品作りの素材として使った後も持ち帰っても野菜として食べられるいいお土産になる。

今回きんかんが買ったゴボウと磯にはないオレンジ色のクサイチゴを使いたくて”しまなみ街道”を作った。

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第36回野草(イエツァオ)伯方島教室NO9(大荷物にカブラ足)

2012-06-06 21:18:19 | 野外教室

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妹のきんかんの作品だが”大荷物にカブラ足”

去年も持ってきた衣服で”ダイビング”を作った。

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今回鵜島での作業場として潮が引くと現れる砂浜を予定していた。

大潮でなく干底が19時ごろの上帰りのフェリーが17:52分。

16時過ぎに行くと砂浜が現れているものの急な岩場を通ることになる。

きんかんは足が痛くなったと言って岩場をあるきたがらない。

それに夕方の潮風は本当に心地いい。

ここにいると言うきんかんを置いて偵察に行って帰ると潮風を満喫しているのかと思ったきんかんが創作している。

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休んでいた岩場に現れている模様がトテモ面白いと思ったそうだ。

砂浜はあきらめて磯を作業場にすることにした。

海教室は潮の満ち干が重要な要素になる。

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第36回野草(イエツァオ)伯方島野外教室の報告NO8

2012-06-05 21:38:54 | 野外教室

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周囲4キロの鵜島には一周道路と畑へ行く農道がある。

今回作業場にした大島の石切り場が眺められる高台へ行くのは農道で途中紫色のクサフジが咲きベージュ色のイネ科植物が優しげに風になびいている場所で足が止まった。

ミカンの花が咲き、いい香りも漂ってくる。

先方には鵜島の集落も見える。

思わずここで第一作を作ろうと思ったが日陰もありゆっくりと荷物の整理が出来る予定地の高台へまず行った。

現地調達の素材集めからの作品作りなので2~3時間はアッという間に過ぎてしまう。

次の作業場へ行く途中5分ほどで作った。

混じることなく共存しているクサフジとイネ科植物の間に柑橘類と赤と青の縄跳び縄を置いただけだけれど。

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妹のきんかんは見事なクサフジの群生の中にすくっつと立つスイバにネッカチーフを結び”ブーケ”。

きんかんの場合は今回秋結婚する息子をイメージしての作品作りとのコンセプトがあるのが強みだ。

心に響く素材にめぐり合うたびお嫁さんになったくれる娘と息子のことが頭をよぎっての作品作りになるようだ。

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第36回野草(イエツァオ)伯方島野外教室の報告NO7

2012-06-04 20:45:17 | 野外教室

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妹のきんかんはまず物語が出来て作品を作っていくが私の場合は使いたい素材があって作ることが多い。

今回はよく式根島教室にもって行ったピンク色のスカーフベストや絞りの草木染スカーフを使いたくなった。

後ろに生えているシュロの木も入れたい。

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素材として買う野菜は規格外が面白い。

丸くない紫タマネギは不思議な動きで収まった。

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ゴボウを使ったとき”記念列車”になった。

スカーフの作品

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第36回野草(イエツァオ)伯方島野外教室の報告NO6

2012-06-03 22:15:02 | 野外教室

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私がグレーに脱色された魚網を使って”霞”を作った場所で妹のきんかんは同じ魚網を海に見立てて”うずまき”を作った。

ここは高台だが眼下の大島との間には潮が渦巻きながら流れている。

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持ってきた縄跳び縄を流れに、道の駅で仕入れたセロファンの野菜袋をうずまきに見立てたようだ。

きんかんは私が金生町で野草(イエツァオ)野外教室をはじめてから参加し始めたのにもかかわらず、次々と彼女らしい作品を生み出し続ける。

野草(イエツァオ)野外教室は移動美術館と称して参加者が作品を作りお互いの作品を鑑賞しあう。

見るだけの参加者はいない。

非日常のお祭り気分の野外教室だがかなり緊張感はある。

私が作った”霞”と基本的には同じ素材で違う表現をしてくれた。

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第36回野草(イエツァオ)伯方島野外教室の報告NO5

2012-06-02 23:03:25 | 野外教室

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私がちょっと華やかな”イチゴ飾り”を作った後妹のきんかんが道路を横断して生えている草を使って”なかよし小道”を作った。

人や車がほとんど通らない道路は落ち葉やハナガラの遊び場になっている。

”なかよし小道”の前方にはたくさんの落ち葉がある。

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ちょっとにぎやかな”歩行者天国”にした。

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”歩行者天国”の出店か。。。

車社会になるまでは道路が子供の遊び場所だった。

鵜島には車一台乗せられるフェリーが就航しているがほとんど車は乗ってないし島では車も走ってない。

今どき車が走ってないだけで貴重な空間になる。

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蜂蜜谷

2012-06-01 22:43:52 | 日記・エッセイ・コラム

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去年の6月1日、切山昌平校塾へ行く途中あまり見かけない花をみつけ帰りに確認するつもりが見過ごしてしまった花が今年も咲いていた。

今年はしっかりと場所を覚えておき少し手前でバイクを止め探し始めるとこのあたりの山にはないはずのユーカリの大木が数本ありおどろく。

もう4年近く切山へ通っているが見落としていた。

誰かが植えたはずだが急斜面でそれなりの服装をしてないと近づけない。

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目当ての花は見つかったものの同じく急斜面に生えていて近づけないし高いところに咲いていて手折れない。

ユーカリと同じく外来植物でアカシアの類のようだ。

斜面を下りきった谷には満開のその花の木が数本見える。

どうしてもしっかりと確認したいが手も足も出ない状態だ。

あきらめきれずながめていると道らしきものが見えた。

見当をつけて行くとその谷へ行けた。

車道がつく前切山より金生へ下る道の一部らしいが今は使われてない。

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車道より見下ろした場所へ来たが高木に咲く花で身近では見られない。

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それでもあきらめないでいたら倒れて咲いている木があった。

まじかでしっかりと確認。

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その後ミツバチの巣を確認。

よく見かけるミツバチの巣は人の手が届かない場所においてあるがここでは道端においてある。

それでわかった。

ここは蜂蜜谷だ。

蜂蜜を採るために大量に花の咲くユーカリやモリシマアカシヤの木を植えたのだ。

車道が出来人が来ないがいろんな花の咲く蜂蜜谷になったようだ。

又秘密基地がひとつ増えた。

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